●6・16現地闘争への結集のお願い

――東峰の森破壊、暫定路「3500メートル化」など

暴力的な三里塚闘争破壊に今こそ反撃を

■今、三里塚に対し、安倍政権の憲法改悪・戦争体制づくりの攻撃と一体となって、闘争破壊の攻撃が強まっています。北延伸計画にもとづくさまざまな物理的攻撃が行われています。東峰の森の伐採が連日強行され、東峰区はフェンスで分断され、窒息するような状況です。頭上40メートルのジェット機の飛行は連日つづいています。成田クリーンパークでは覆土(ふくど)工事が始まろうとしています。公然たる国家犯罪が強行されているのです。
■その上に、今度は暫定滑走路の「3500メートル化」などという耳を疑うようなキャンペーンが、空港会社・地元利権団体によって開始されました。昨日の産経新聞1面にはこのキャンペーンの片棒をかつぐかのように、「熱田派農家の鶏舎移転」をネタに悪どい報道を行いました。
■市東耕作権裁判をはじめ三里塚の全裁判で、反動司法権力を使った訴訟指揮が、連続しています。4・23弁論では菅原崇裁判長が求釈明の禁圧という指揮を行いました。5月7日は、一坪共有地強奪裁判の控訴審で、結審が強行されました。わずか3回の弁論です。5月17日の現闘本部裁判で仲戸川隆人裁判長は建物の検証を行わない姿勢を明らかにしました。これらすべてが、安倍政権と相通じた三里塚つぶしです。
■成田空港の軍事使用をめぐっても、激しい動きが出ています。日米の共同作戦計画である「概念計画5055」をこの秋までに実戦化するため、成田、関西新空港などが本土における米軍の最重要の軍事基地に指定されました。この動きと表裏一体となって、成田の国民保護計画が3月31日発効し、習志野の空挺団が空港防衛の指揮をとることになりました。米軍の戦略的基地が三里塚のような闘いの陣形に包囲されることは、安倍政権にとって死活問題です。
■改憲投票法成立、教育4法改悪案の衆議院通過、「集団的自衛権解禁」にむけた懇談会の開始など安倍政権の戦争攻撃と一体となって、三里塚でも一線を越えた闘争破壊が押し寄せているのです。反対同盟をはこれらの攻撃と真っ向から闘いはね返すために、6・16現地闘争に全力で立ち上がりたいと思います。労農学との団結と連帯が勝利のカギであると確信しています。首都圏や関西をはじめとした仲間の全力での結集を訴えます。

要項:6月16日(土)午後1時30分 萩原進さんの畑(東峰の森わき=去年10・8全国集会場)

  

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  • 緊迫の現地攻防