●ぜひもう一度三里塚にきてほしい

――北原事務局長、無実で獄中33年の星野文昭さんに面会・差し入れ・ 徳島刑務所申し入れ・救う会との交流会に参加

北原事務局長と星野暁子さん

 9月18日、反対同盟・北原鉱治事務局長が星野暁子さんと徳島刑務所を訪れ、無実で獄中33年の星野文昭さんに面会し、激励するとともに、「1日も早く奪還できるようがんばっている、ぜひもう一度三里塚にきてほしい」と訴えました。
 星野さんは、月3回、1回につき30分以内という面会制限の中、元気そのもの、終始笑顔で話され、「必ず、三里塚に行きます。北原さんが元気の間に」と話されました。
話が三里塚のことになると、1971年の強制代執行阻止闘争の頃が昨日のように鮮明に思い出されたようで、「寝泊りしていた南三里塚公民館の様子、反対同盟の宮本さんや野平さんのこと、当時の風景をしっかり覚えています」と言っていました。
現在の話になって、「市東さん、萩原さんが頑張っている様子が、新聞やビラで伝わってきています。特に市東孝雄さんが後を継いでくれたことは、本当によかった」とわがことのようによろこんでいました。暁子さんのこと、カレンダーの絵のこと、自画像のことなどあっという間に、30分が過ぎ、看守が小さな声で「あのう、時間ですので」と遠慮がちに言っているのが印象的でした。最後にアクリル板の両側で手を合わせ別れました。
 三里塚のニュースなどを差し入れした後、北原事務局長は、星野暁子さんと徳島刑務所所長申し入れ行動に決起しました。「所長は都合が悪いので私がかわりに」と出てきた庶務課長、係長に対して、「母親が危篤のときになぜ、会わせなかったのか、人道上大問題である」と抗議し、「獄中33年にもなるのだ、早期に釈放するよう」申し入れ、具体的な回答をもとめました。庶務課長の通り一片の回答に対し、あらためて早期釈放を強く申し入れました。



徳島の皆さんと交流会


 その後、徳島星野文昭さんを救う会との報告交流会がもたれました。北原さんが、この日の面会と申し入れの様子をつぶさに報告すると、救う会の人達は「私たちは、来年面会の順番になっているが、早く面会して激励したい」と早期奪還に向けて思いを語り合いました。星野さんが三里塚に心を寄せていたことを伝え、10月7日の三里塚全国集会の参加を呼びかけて、徳島の地をあとにしました。

  

カテゴリーにもどる