●1・27関西新空港反対闘争が大成功、反対同盟よりメッセージ

■1月27日、大阪府泉佐野市で、関西新空港反対集会が成功裏に開かれまし反対同盟から連帯のメッセージを送りました。以下、全関西実行委のブログから一部転載させていただきます。(写真もお借りします)

■午前中雪が降る寒さの中、関西新空港反対集会が、泉佐野りんくう公園で170名を超えるみなさんの結集の下、寒さを吹き飛ばして熱気の中、勝ち取られました。
 安藤真一関実事務局次長の司会の下、入江史郎関西反戦共同代表が開会のあいさつ。小西弘泰高槻市議が、反戦福祉議員ネットを代表し参加連帯挨拶。 主催者を代表して、国賀祥司泉佐野市議が基調報告。「関空二期は破たんした」「関空の軍事空港化を阻止しよう」「地元住民、大阪湾岸住民を先頭に闘おう!」と提起し、2・11神戸空港闘争へ、そして3・30三里塚現地に3千の決起の実現をと訴えた。
 明石住民の会・日原さんからのカンパアピールの後、三里塚反対同盟と動労千葉からのメッセージの紹介の後、いよいよ決意表明。 関西労組交流センターにつづいて、住民団体から泉州住民の会の平尾さん、東灘区住民の会の白石さんが登壇し、いずれも、関西新空港の軍事使用に反対しての決意が語られた。続いて、部落解放同盟全国連合会の仲間、婦人民主クラブ、そして全学連からの烈々たる決意が語られた後、関実代表の永井満さんから、「関空の二期、そして三里塚の暫定滑走路3500メートル化、これらは戦争のためのものだ。東西相呼応して、戦争につながるこんなことにはノーだと言い続けてきた正しさがますます明らかになってきた。関西新空港絶対反対、三里塚勝利、この一点で、考えの違いなどを乗り越えて一緒に闘っていきましょう」とまとめと提起が行われた。 最後に、空港島に向かって怒りのシプレヒコールがたたきつけられた。


反対同盟のメッセージ


 1・27関西新空港反対集会にお集まりのすべてのみなさん。
 三里塚芝山連合空港反対同盟から連帯のメッセージを送ります。常日頃からの多大なご支援にこころより感謝申し上げます。

 昨年の8月に関空二期開港が強行されましたが、便数は増えていないとききます。「アジアゲートウェイ」戦略の中で、「国際貨物ハブ空港」構想が発表され、関空を成田とともに軍事拠点にするための攻撃がかけられてきています。関西新空港闘争が、こうした重大な情勢にある中、私たちも連帯してともに闘います。

 三里塚現地は暫定滑走路北延伸をめぐって決戦に突入しています。
 42年かかっていまだ完成しない空港、危機にのたうつ敵は、北延伸の次は南に伸ばすとか、飛行回数を「年間20万回から30万回へ、1・5倍にする」などとぶちあげています。しかし、反対同盟が厳然と存在しており、市東さんの農地があり、天神峰本部、神社、一坪共有地などがあります。騒音地域を大拡大することになります。

 この攻撃は、市東さんの農地を農地法で強奪しようとする攻撃です。そして300万の農民を14万経営体に減らす政治が行なわれようとしているのです。三里塚は「FTA(自由貿易協定)反対」をかかげて闘います。この問題は農民だけの問題ではなく、全人民の問題です。

 私たちの闘いは、憲法改悪への流れを阻止し、福田政権を打倒し、世の中を変えていく重要な闘いです。今こそ、労働者と農民、学生、住民のすべてが連帯し、新たな闘いの広がりを作り出そうではありませんか。

 3月30日、三里塚で全国総決起集会を開催します。再び三里塚の地を万余の人々で埋めつくすような闘いを実現できるよう強く訴えてメッセージとします。


 2008年1月27日
三里塚芝山連合空港反対同盟
事務局長  北 原 鉱 治

  

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