3・15「米軍再編と闘う講演とパネルの集い」で萩原事務局次長が基調講演

―3・29三里塚全国集会に大結集を(1)

■全国の労働者、農民、闘う仲間のみなさん。3・29三里塚全国集会まであと1週間となりました。
■三里塚闘争は決戦情勢に突入しました。天神峰現闘本部裁判における仲戸川裁判長の暴挙は、何としても市東さんの農地を奪い、反対同盟をつぶしたいという政府・国家権力のあがきを示しています。
■世界恐慌がますます深まる中で、政府・財界はその矛盾を労働者・農民、人民に向けて生き残りを図っています。世界でストライキやデモ、暴動が燃え広がっています。麻生政権を打倒し、三里塚闘争を勝利させる絶好の情勢です。

■すでにいくつかお伝えしましたが、3・29の結集に向けて様々な取り組みが行われ、また各地の闘いの中で結集が訴えられています。3月15日には関西で「米軍再編と闘う - 三里塚・沖縄・岩国・関西を結ぶ 3・15 講演とパネルの集い」(主催/三里塚決戦勝利関西実行委員会・三里塚芝山連合空港反対同盟)が行われ、反対同盟の萩原進事務局次長が基調講演を行いました。

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■「支配階級が恐慌の中で自己崩壊し、究極的には戦争ができる、そういう国に向かわざるをえないような今日の状況を、私たちは闘う側として喜びを持って迎えたい。この決定的な情勢を自分たちの手によって新たな社会をつくり、そして全世界的な人民の解放を勝ち取るものにしていきたいと思います。そういう中で、3・29三里塚の全国集会が決定的な位置をしめると思います」
■「ここで農民として農業を営んで、しかもそれが民衆に喜ばれる農業として存在するのが一番なんだと。空港の公共性を云々するならこれこそ公共性だということを、大上段にかかげて闘い抜いているのが、農地取り上げと闘う市東さんの裁判なんですね。このことは決して農民だけの話じゃないんです。食べる側、育てる側が共に手をつないで行く、消費者と言われる労働者がこれを理解し、共に手を携えて闘い抜いていかなければならない時代なんだと。そのことを土地取り上げ反対の中から、われわれは40年間闘って『労農同盟論』という形で作り上げてきたわけです。三里塚の闘いはここにある。そういうものをもう一度、あたふたしている既成の体制に対してぶつけて、これを打ち砕いていく。そういうことができるのが3・29じゃないかと。それを自負して3・29を闘い抜いていこう思っています」
■「天神峰現闘本部裁判の暴挙は、決して一裁判官の判断ではありません。最高裁判所の指令もあるだろうし、今の政府の意を受けて、土地収用法で取れない土地を農地法で取ろうとする市東さんの農地取り上げと一体です。こんなことが許されていいのか。これを許せば、全国に波及するわけですよ。次回の裁判は全員逮捕も覚悟して臨みたい。そのために決定的なのは、3・29、全国からの大結集を現体制に突きつけるという闘いです。全国の労働者に戦場の中での闘いへの決起を訴え、何よりもわれわれ農民の立場から、農民よ決起せよ、今こそ第二の農民騒動、農民暴動を起こそうじゃないかという呼びかけを、三里塚から全国の農民に発したいと思います。そして沖縄をはじめとする市民、住民闘争を含めた広範な陣形を作り上げて勝利したいと思いますのでよろしくお願いいたします」

■萩原進事務局次長はこのように述べて、3・29全国集会への結集をアピールしました。(詳しくは関西実行委員会のブログをご覧下さい)
■いまこそ、労働者と農民が分断を打ち破り、連帯して闘うときです。改憲と戦争を阻止するために全世界の労働者・農民・人民と連帯しようではありませんか。3・29全国集会へのみなさんの大結集を呼びかけます。

(写真は関西実行委員会のブログから) 

  

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