Home > 市東さん農地問題

市東さん農地問題

  • Last Modified: 2014年1月10日 16:47

――いま、成田で何が起きているのか?

nouchi01.jpg

●突然の農地明け渡し要求
市東孝雄(しとうたかお)さんは千葉県成田市で、親子3代、約100年にわたって農地を耕しつづけてきた農民です。父・東市(とういち)さんが1987年から有機完全無農薬の野菜づくりを始め、その後東市さんが亡くなられたため、1999年から家に戻り受け継ぎました。今では年間50種類以上の野菜を栽培しています。
ところが、2003年、農民として生きることに自信と誇りを感じることができるようになったころ、突然、成田空港会社(NAA)から、畑の明け渡しを求められました。「畑が暫定滑走路(B滑走路)の誘導路をじゃましていて、『へ』の字に曲げている。飛行機の運航が効率的でないから直線にする」、だから「畑をよこせ」というのです。
市東さんの畑はおじいさんが開墾したものですから、戦後の農地改革の時に、市東さんが所有者になっているはずの農地でした。しかし、父・東市さんの復員が遅れるなどの事情で、登記手続きが適切に行われず、いわゆる「残存小作地」(農地改革で自作地に転換されなかった農地)として、残された農地でした。実質的には市東さんの所有地なのです。

●内緒で農地買収

●デタラメな空港会社

Home > 市東さん農地問題

ページ上部へ戻る