●07年勝利へ!新年団結旗開き

勝利へ向けて意気高く乾杯
勝利へ向けて意気高く乾杯

■2007年の新年デモと旗開きが盛大かつ意気高く闘われました。デモは市東孝雄さん宅南側の開拓道路が出発点。デモに先立ち、まず反対同盟から新年の決意を述べました。
■司会の伊藤信晴さんが「市東さんの農地取り上げ攻撃は憲法改悪と一体だ。07年、農地死守・改憲阻止へ徹底的に闘おう」と檄を発しました。発言にたった北原鉱治事務局長が「この肥沃な農地を見てくれ。資本家の利益のための空港にさせてはならない」「農業を破壊して日本の未来はあるのか。このような悪政、暴政を許さない」「07年、もっと厳しい現地攻防が闘われるがわれわれはひるまず受けて立つ。成田の軍事空港化を阻止しよう」と溌らつとしたトーンで新年のあいさつを行いました。

■葉山岳夫顧問便団事務局長、動労千葉の川崎昌浩執行委員、婦人民主クラブ全国協議会の仲間の発言を受けてデモを国道51号線手前まで行いました。途中、空港警備隊が「遅く歩け」だとか「左側に寄れ」などとしつこく弾圧を試みましたが、はね返して東峰、天神峰、十余三地区住民に北延伸阻止を訴えました。
■場所を市内のレストランに移し、150人の結集をえて団結旗開きを開催しました。司会の伊藤信晴さんが「戦後革命を抑える目的で制定されたのが農地法だが、それを悪用して、市東さんの耕作権を奪う攻撃は、教育基本法改悪など戦後憲法を破壊する攻撃と一体だ」「新たに始まった攻撃を、改憲を許さない戦いと一体で、全力上げて粉砕しよう。徹底的に闘おう」というアピールをもって開会を宣言。
■つづいて北原事務局長があいさつを行いました。「われわれは2007年、激しい攻撃を敢然と受けて立つ。韓国の民主労総との間で始まった連帯をさらに深めていきたい」と提起、さらに「農地法を使って市東さんが90年も耕してきた肥沃な農地を取り上げる攻撃に対し、重点的に反撃していきたい」とアピールしました。
■市東孝雄さんは「みなさんの支援で2006年どうにか勝利することができました。空港反対に結集する人々だけでなく、より広い層にアピールできる闘いを今年やっていきたい。3・25にはいままでは枠を超えた大結集をお願いします」とあいさつしました。
■ここで、鈴木幸司さんの音頭でカンパイを行いました。鈴木さんは「今年こそ決着をつけるような闘いを展開しよう」と訴えました。
■次は動労千葉の田中康宏委員長です。発言の冒頭、昨年11月3日に三里塚を訪れた韓国民主労総の金属機械支部・ハイテクRCDコリアからの檄布(横断幕)が反対同盟に送られました(写真)。文句は「帝国主義の戦争から民衆を守る三里塚闘争は必ず勝利します」という内容でです。
■田中委員長は、「教育基本法改悪や防衛省法が通過したが、負けた気がしない。なぜならあの激闘の中で大きな可能性をつかみつつあるからだ。労働者も農民もこの社会が根本的に誤っていて、転覆するしかないんだという思想が広範に広がっている。農民も7割がリストラされるというような大変な状況にたたきこまれている。労働者と農民を搾取しつくし、殺しつくした後にそびえたつのは国家と大資本だけじゃないか。そんな社会が成り立つはずがない。反対同盟が40年訴えてきたことが圧倒的な支持を得る時代が到来したのだ」「動労千葉も館山・木更津運転区の統廃合問題で今春闘ストライキに立ち上がる。3.25三里塚集会にも万余の結集を勝ち取ります」と述べてくれました。
■動労千葉国際連帯委員会の山本弘行さんが、アメリカの航空整備士労組が市東さんの問題で上げた決議を紹介しました。
■発言はこの他、関西からかけつけてくれた松原康彦・東灘区住民の会事務局長、葉山岳夫弁護士、部落開放同盟全国連合会、都政を確信する会の長谷川英憲さん、婦人民主クラブ全国協議会、労組交流センター入江史郎さん、三里塚を闘う全国障害者開放委員会、福日労、木の根全国共闘、2期阻止全国共闘、全学連織田陽介委員長、革共同、革労協、共産同統一委員会などが2007年三里塚闘争を闘う決意をつぎつぎと明らかにしてくれました。
■群馬県実行委員会の小池正男代表が高齢をおして参加してくれ、例年通りハーモニカを披露してくれました。
■最後に萩原進事務局次長がまとめの発言をおこないました。「20年前、中曽根による分割・民営化、臨調・規制緩和の大攻撃が吹き荒れた。三里塚にも同時に2期攻撃がかけられた。右翼的な潮流は全部つぶされた。しかし動労千葉のような三里塚を闘う労働組合はつぶされなかった。三里塚でも2期工事が完成していない。そういう中でおいつめられ、先送りできなくなってかけられてきているのが今の北延伸攻撃だ」「正義にのっとって街頭にうってでて民衆に大胆に安倍政権打倒を訴えれば響く時代がこの2007年だ。市東さんは言った。法律が守ってくれないんだったら自分で自分を守ると。権力が自ら法律を破って攻撃してくる時代。だったら法律作るのは労働者と農民だ。そういう時代が来た」「農業つぶしも深刻な段階に来ている。三里塚は日本農民の先頭に立つ。三里塚を全人民の課題としてとりくんでもらい、3・25集会を成功させたい」。
■最後に団結ガンバローを行って闘いの勝利へ決意を固め合いました。

  

カテゴリーにもどる

           
  • News