●●東峰の森伐採の準備工事着工を弾劾する

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着工現場を弾劾する反対同盟の宣伝カー

■2月26日早朝から空港会社は、東峰の森破壊の工事を開始しました。場所は、東峰の森東側、萩原さん宅から50メートル空港よりにある小見川県道脇の公団用地です。ブルドーザーやユンボを5台も入れ、作業員はガードマンもいれおおよそ50人。準備作業だとかいいながら、仰々しい工事です。
 反対同盟は、2・25緊急闘争の成功を引き継ぎ弾劾の宣伝行動に決起しました。宣伝カーは、市東さんのところから始まり、東峰資材道路に入り萩原さんの清水の畑(10月集会場)の脇を通り、森に隣接する一坪共有地(北原事務局長が共有者)に行きました。そこには、昨日立てた北原さんはじめとする共有者の看板があり、白地に黒く「現状変更禁止」の文字が鮮やでした。反対同盟の決意をあらためて示していました。

 宣伝カーは、昨日のデモと同じく農道を萩原さんの畑を見ながら進み作業現場に入りました。重機が動き回り、ユンボが整地作業を行っているのです。空港会社職員やガードマンが宣伝カーを見て動揺の色を隠せませんでした。彼らの不正義性と自信のなさを示すようでした。
 宣伝カーから、次々と弾劾の言葉を浴びせかけました。「命の森を奪うな」「嘘つき空港会社黒野よ、恥を知れ」。そうなのです。東峰の森は、入植以来東峰区住民の生活と一体で育まれてきたのです。空港公団も10年も前から入会林であることを認め、森の中の管理は東峰区に任せることを条件に里山として整備してきたのです。さらには4年前、「区民の同意なくして現状を変更しない」と確約したのです。空港会社は、自らの約束を翻しています。
 これは単なる信義に反するなどというものではありません。明白な契約違反であり、法律違反です。住民無視の空港建設の集大成です。ここには、空港会社の追い詰められた破綻した姿がさらけ出されているのです。反対同盟の闘いは、ここまで空港会社を追い詰めているのです。本日の宣伝カーによる弾劾闘争は、それをさらに追撃するものとなりました。反対同盟は、農地法で農地を取り上げる市東耕作地強奪阻止・成田米軍基地化阻止、3・25全国集会の結集を呼びかけ、工事現場を中心に東峰の森を席巻する宣伝活動をやりぬきました。

  

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