本工事が切迫

――東峰の森伐採許すな

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空港会社の作った周辺緑化計画。中央左のピンクゾーンの中心に東峰の森が位置づけられ、保全される約束になっていた(本文参照)
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■空港会社東峰区に4月20日をめどに東峰の森そのものの伐採を行うことを通告してきました。東峰の森は地区の命の森です。「森は環境保護の観点から保全したい」との過去3度の約束も踏みにじり、仮処分の即時抗告の審理が終了していないにもかかわらず、伐採を強行しようとする空港会社の理不尽にあらためて、満身の怒りを感じざるをえません。

■空港会社が2004年に出した「周辺緑化計画」の地図には、東峰の森が「花と緑のゾーン」(ピンク色)の中心に位置づけられて、守られることがうたわれています。
■また、空港会社のホームページには「環境対策・地域共生」なるものが宣伝され、その中心に「エコエアポート計画」が、位置づけられています。「環境にやさしい空港」を掛け声にして「周辺環境」「自然環境」「環境コミュニケーション」など7つのカテゴリーがおどっています。
■これらのすべてがウソだということです。このように空港会社は、40年間ウソと欺瞞を積み重ねてきたのです。成田空港は永遠に完成するはずがありません。反対同盟は東峰の森破壊を絶対に許しません。伐採の強行に対しては怒りを爆発させます。東峰区とともに闘います。
■ところで、東峰の森の保全を求めた仮処分の決定が1月23日に下されましたが、その理由にとんでもない誤りのあることが分かりました。滝沢孝臣裁判長は決定で「東峰の森が元々空港敷地に予定されていたのだから、誘導路建設のために伐採されてもしかたがない」という理由で東峰区の仮処分申請を却下しました。しかしこの写真を見て下さい。赤色の点線の左側が空港予定地です。東峰の森は完全に空港予定地の外なのです。滝沢裁判長は、事実関係の基本のところでウソを言い、それを前提に「却下決定」を下したのです。
■即時抗告では、当然にもこの誤った「決定」が取り消されなくてはなりません。空港会社は即時抗告の決定を待つ義務があります。
■「工期を考えて4月末がタイムリミット」「だから伐採する」という空港会社のやり方は絶対に許せません。反対同盟は徹底的に闘います。

  

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