仲戸川裁判長は「地上げ屋の土地まとめ」に協力するのか

――5・17鈴木夫妻一坪裁判にあつまろう

鈴木さん夫妻
鈴木幸司さん(左)といとさん(右)

■5月17日、鈴木幸司・いと夫妻が所有する一坪共有地取り上げ裁判の第2回弁論が開かれます。吹き荒れる司法反動の中で民法を使った土地強奪攻撃が強まっています。
■一坪共有地の場所は、成田市駒井野の空港敷地外。提訴したのは千葉県企業庁です。企業庁は「空港会社に転売するために共有地を金銭補償で取得したい(全面的価格賠償方式と呼ばれています)」旨、公言しています。何ということでしょう。企業庁としての自分で使うためでもなく、事業計画があるわけでも何でもない該当の土地を、転売するために裁判に訴えたというのです。緊急の必要性もありません。それも「金を積むから売却を認めてほしい」と裁判所に要求しているのです。例えて言えば、悪徳地上げ屋が、「転売するための土地をひとつにまとめたい」、そのために「一坪共有地を奪うことを、裁判所に認めてほしい」と言って訴えているような裁判なのです。
■まさに訴権(裁判に訴える権利)の乱用です。しかし、担当裁判長は現闘本部裁判で本部建物の実地検証を拒否しつづけている仲戸川隆人裁判官です。千葉県企業庁に加担する訴訟指揮のおそれが十分にあるのです。
■多くの人びとが傍聴に参加することを力にして、裁判長に提訴を即刻棄却させましょう。
■三里塚では、現地での北延伸にむけた攻撃とともに、裁判闘争における激しい攻撃が連続しています。4月23日の市東耕作権裁判では「求釈明を禁圧する」反動的訴訟指揮がなされました。5月7日の別の一坪共有地強奪裁判・控訴審ではわずか3回の口頭弁論で、突如結審という前代未聞の暴挙が強行されました。5月10日の現闘本部裁判では、仲戸川裁判長は、拙速審理を進めています。こうした反動裁判の流れをくつがえす傍聴闘争を展開しましょう。

  

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