●〃反戦の砦・三里塚つぶし〃を跳ね返す大結集を

――6・16現地闘争への訴え

東峰の森5月15日撮影
東峰の森5月15日撮影

東峰の森6月5日撮影
東峰の森6月5日撮影

■反対同盟は、「東峰の森破壊を許すな! 新誘導路建設阻止! 北延伸工事阻止!」をかかげた6・16現地闘争への全力結集を訴えます。国土交通省・空港会社による理不尽極まりない村の破壊、人権侵害、国家犯罪を吹き飛ばすような熱気と怒りの大結集をお願いします。
■場所は萩原進さんの畑で通称「清水の畑」です。昨年10月8日に全国集会をやりました。5月12日に緊急現地闘争を行った畑です。清水の畑に行く農道も今年2月27日から始まった森伐採のためのフェンス工事で封鎖されました。通称竹やり街道と呼ばれていたもう1つの出入り用道路も封鎖され、約200メートル西側に迂回させられました。そして、畑のまわりはフェンスだらけです。
■森の伐採自体も連日強行されています。6月5日に萩原進さん宅から撮った写真を5月18日に撮ったものと比べて下さい。中央がザックリ切り取られ、機動隊の監視台や官制塔までが丸見えになっています。
■この東峰の森をめぐっては、まだ仮処分裁判がつづいているのです。1月23日、千葉地裁民事第4部の滝沢孝臣裁判長は仮処分申請却下の決定を下しましたが、この決定は信じられない事実誤認に基づいて行われたことが明らかとなりました。そして今、現在東京高裁民事第19部で審理中です。裁判はまだ終わっていないのです。
■「事実誤認」とは、「東峰の森がもともとの空港計画に含まれていた」という滝沢裁判長の認定を指します。東峰の森が空港計画に含まれていたなどという事実はありません。北延伸計画にともなって、「大型機」を通せる誘導路がないため、「森」を新たに空港計画に組み入れて新誘導路を造ろうとしているのです。だから「空港計画の変更認可」が必要になり、大問題になっているのです。

 41年の真価をかけて

■空港会社は、仮処分の抗告決定が降りない内に、4月23日、「森」の伐採工事を開始しました。何度にもわたる「森を保全する」との約束=契約違反、信義違反。それを国家(空港会社は民営化したとはいえ100パーセントの株を国が保有している)が率先して行っているのです。三里塚闘争はこういう住民無視を徹底的に告発する闘いとして41年間闘われてきました。そして今再びその真価が問われています。
■そして、新誘導路工事のための準備も開始されました。
■一方、北延伸のために滑走路や誘導路を建設するための国道51号線のトンネル工事も連日強行されています。北と南で反対同盟と空港反対農民を〃絞殺〃するような攻撃が展開されています。
■「暫定滑走路を3500メートルに」という攻撃も強まることは明らかです。安倍政権の改憲・戦争攻撃と一体で三里塚破壊の攻撃が強まっているのです。労農学の大結集を訴えます。

  

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