県議の吉川ひろしさん、市議の足立まちこさんらが呼びかけて、とにかく市東さんの畑を見てみよう、市東さんの庭で交流しようと30人ほどが集まりました。
現地は初めてという人が大半で、中には「開港阻止決戦以来」という人も。
予定のコースをまわって市東さんの庭に到着する頃には、大きな鉄板の上で焼きそばが湯気を上げ、野菜がジュージュー焼けています。ビールで乾杯した後は、しばし野菜料理を楽しみました。
鉄板で焼いた人参、キャベツ、葉玉ねぎは市東さん秘蔵のタレをつけて。きゅうりの古漬けも市東さんが昨年夏から手をかけて漬け込んでおいてくれたものだそうです。
スナックエンドウ、カブ、人参などの旬の野菜はゆでただけで十分おいしいのですが、これに添えてあった手作りマヨネーズは市東さんの鶏の卵で作ってくれたとのこと。
炊き込みご飯のおにぎりは、萩原静江さんからの差し入れです。
地元で評判の肉屋さんで仕入れたモツは、小玉ねぎなど、たっぷりの野菜と煮込んでありました。
こんなおいしい有機野菜を育てている畑を守らなければ!と心から思いました。
有機野菜料理とビールのガーデンパーティは、予定時間大幅延長。この日の盛り上がりと熱気の中に新しいエネルギーを実感することができました。
「30年前、壇上の人だった北原さんと、こうして庭で肩を並べて飲み交わす日が来るとは思っていませんでした」
「三里塚は民主主義の原点です。私も共にここを守りたい」
「すごい騒音ですねえ! こういう中で生活して頑張っているんですね。あのふかふかした土と畑を守らなければ」
こんな発言が相次ぎました。
ギターの生演奏で歌うなんていうぜいたくな経験も、三里塚闘争始まって以来のことだと思います。演奏はまかせて! とギターを持参してくれたのは吉川ひろしさんです。
北原事務局長は「夫婦春秋」「星影のワルツ」とおはこを2曲も熱唱。感情を込めて歌い上げるところはちゃんと伴奏がそれにあわせてくれるので、とてもいい感じ。
40年の闘いの重みをそのまま体現している長老の北原鉱治さん、鈴木幸司さんが全体の中にすっかり溶け込んで談笑しているのも印象的でした。