●成田新高速鉄道で、印旛沼の漁民が県を提訴

――2009年度開業阻止しよう


印旛沼で行われている成田新高速鉄道の工事
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■北延伸開業にあわせて工事が強行されている成田新高速鉄道で、印旛沼漁業協同組合の組合員が、事業主の千葉県、漁協などを相手どって、「組合員の同意ないまま補償協定を結んだのは違法だ」として千葉地裁に提訴しました。

■訴えたのはIさん。成田高速鉄道アクセス社と印旛沼協業協同組合は、8月24日に漁業補償協定を締結しました。しかし、漁協の定款に定められている組合総会を開くことなく、協定を締結したことに対して、「組合員の議決を経ないで漁業権を失う協定を結んだのは無効」と訴えたのです。
■成田新高速鉄道そのものが、暫定滑走路の北延伸開業を後押しするもので、許されません。しかも同鉄道のルートが印旛沼を横断する形となり、サンカノゴイ、サシバやオオタカなど絶滅危惧種の生息地なっているにもかかわらず、ルートを変更することを拒否し、印旛沼に橋をかける形で、建設を強行しようとしています。
■そのような成田新高速鉄道建設に対して、生活をかけた漁民からの「異議申し立て」がつきつけられました。
■同鉄道ルートにある成田市の土屋地区をめぐっては、「成田土屋駅を造れ」という私利私欲の利権要求が、元成田市長・小川国彦らによって行われ、成田市議会で請願が採択されました。仮に「新駅」が認められれば、多額の市の税金が使われるのです。地元の生活を破壊し、空港反対闘争つぶしに拍車をかける計画に乗っかった、あいも変わらぬ「政治駅=利権」の要求を弾劾しなければなりません。
■明日の12・15集会で、「北延伸攻撃阻止」「成田新高速鉄道許すな」「暫定滑走路閉鎖」の怒りをつきつけよう。

  

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