●芝山町による「空港機能充実」要求許すな


芝山町成田空港共生推進委員会の会合(12月7日)
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■空港をめぐる利権を要求する「芝山町成田空港共生推進委員会」が12月7日に開かれ、「空港機能の充実を求める」最終取りまとめ案を採択しました。同推進委員会は、昨年8月21日に行われた暫定滑走路の北延伸計画変更をめぐる公聴会にむけて、8月9日に発足した組織です。

■委員は国交省、千葉県、空港会社の担当者および相川勝重芝山町長、菅沢幸男芝山町議会議長らからなります。委員会の目的は「北延伸」にともなって新たな見返りを国、県、空港会社に要求するものです。
■その「推進委員会案」が「最終取りまとめ」にあたって、「空港機能の充実」を求めたことは、見過ごせません。これは、11月26日に、芝山町も加わった「成田国際空港都市づくり推進会議」による「空港機能の充実」要求と同じ動きです。
■その行き先は「暫定滑走路の南伸による3500メートル化」要求です。現在工事が進められている北延伸計画は、すでにその核心部において反対同盟の闘いが打ち砕いています。市東孝雄さんの闘い、天神峰現闘本部裁判の闘いによって「へ」の字誘導路を直線化するもくろみは、打ち砕かれようとしています。何よりも現在計画の新誘導路では、滑走路南側を2回も横切る形になって、「効率的運用」は望めません。そのために、現在、国土交通省と空港会社は「3500メートル化」にやっきとなっています。
■「芝山町成田空港共生推進委員会」の今回のとりまとめは、この「3500メートル化」に地元自治体・利権団体の立場から後押しするものです。その先頭に立つ「元熱田派」相川勝重町長の責任は重大です。
■反対同盟はこうした動きを12・15三里塚現地闘争で打ち砕きます。12・15闘争への多くの参加を呼びかけます。

  

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