●「北延伸・30万回飛行・3500メートル化」攻撃を打ち砕こう

――3・30大結集にむけて、2008年の闘争課題(1)

■3・30三里塚全国集会は、2009年度暫定滑走路北延伸開業を阻止する重大な決戦となりました。1月13日の団結旗開きで、全関西実行委員会の永井満代表世話人は「1977年に反対同盟は、福田赳夫政権による『年内に成田空港を開港する』との開港宣言に対決する全人民総決起のアピールを発し、同年の4・17全国集会への大号令をかけてくれましたが、今年はその時と変わらないような決戦の年だと思う。当時と匹敵する檄を発してほしい」と訴えてくれました。実に時宜を得たアピールと感謝しています。

■2008年、三里塚は何よりも北延伸工事の暴力的な推進それ自身と全力で対決しなくてはなりません。6月には国道51号線トンネルが供用開始になり、天神峰北部の状況は様変わりさせられます。
■天神峰・東峰地区でも新誘導路工事の本格化にともなう生活道路の寸断・トンネル化などが強行されようとしています。航空機の飛行が終了した後の深夜にしかできない、大騒音を伴う工事も行われています。


マスコミの30周年キャンペーン
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■また、北延伸と合わせて開業が準備されている成田新高速鉄度の工事も、印旛沼地域だけではなく、成田市土屋〜寺台地区にまで拡大し、空港反対農民と地域住民への圧迫を強めています。
■さらに、国土交通省、空港会社は08年が成田空港暫定開港から30年目にあたることから、「開港30周年キャンペーン」を大々的に展開して、三里塚闘争陣形を切り崩そうと狙っています。
■2008年反対同盟は、こうした工事に対して、的確に反撃すると同時に、三里塚闘争は、北延伸攻撃の核心をあらかじめ打ち砕いているという攻防の要点をしっかりつかみ、勝利感に満ちてこの08年を進撃していきたいと思います。
■何よりも動労千葉を先頭とする4大産別の労働者、ワーキングプアと呼ばれて搾取・収奪される中から本格的な反撃を開始した青年労働者との労農団結を背景に、3・30に3000人の労農学の結集を実現したいと思います。私たちは、2〜3月、各地区、階層の集まりに出かけ、大きなアピールを発したいと決意しています。まさに「第二の4・17集会を実現しよう」という思いです。よろしくお願いします。
■次回は「年間飛行回数30万回への拡大」攻撃を暴露します。

  

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