●福田政権のアジア・ゲートウェイ戦略と対決を

■5月4日付けの千葉日報に、国土交通省が成田国際空港課と東京国際空港(羽田)再拡張事業室を統合して首都圏空港課を7月1日付けで新設する、との記事が報道されました。

■この記事自体は昨年12月28日付けで読売新聞がすでに報道していたものですが、約5カ月たって、「統合方針」が本決まりになり、他の報道機関も無視できなくなったものと思われます。
■なぜ成田と羽田を統合するのか。言うまでもなく安倍前政権が提唱したアジア・ゲートウェイ戦略を推進するためです。同戦略はアジア諸国との間で、FTA (自由貿易協定)、EPA(経済連携協定)締結して、「新たな大東亜共栄圏」を夢想するものですが、そのためにも国際空港容量の拡大、成田と羽田の一体的運用をうたっています。
■日本の支配階級が生き延びるためには、どんなに見通しが暗くてもこのコース以外にはありません。福田政権もアジア・ゲートウェイ戦略を推進するしかないのです。
■そういう流れの中で、成田と羽田を統合する首都圏空港課構想も準備されていますが、三里塚闘争はこの支配階級の延命戦略と真っ向から対決しています。そのために、「ポスト北延伸」と称した暫定滑走路の3500メートル化や年間飛行回数の1・5倍=30万回化などの攻撃が策動されていますが、圧倒的に勝利しているのは私たちの側です。
■「空港絶対反対」「徹底非妥協」を42年間貫く三里塚闘争に打ちのめされている国土交通省、空港会社の悲鳴が聞こえるようです。テコでも動かない空港反対農民に音を上げているのは、彼らのほうです。北延伸工事、新誘導路工事と対決する6・8緊急現地闘争に集まってください。★6月8日(日)午後1時30分、三里塚現地です。よろしくお願いします。

  

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