●5・19市東さん耕作権裁判にあつまろう

■市東孝雄さんの耕作権裁判(第7回弁論)が、5月19日、午前10時30分から千葉地裁405号法廷で闘われます。多数の決起による傍聴闘争で空港会社と千葉地裁・菅原崇裁判長を圧倒しよう。

■市東耕作権裁判は、2007年2月19日の第1回弁論から6回の弁論をへてすでに1年3カ月が経過しました。この経過の中で、とくに6月18日の第3回弁論が転換点になりました。その前の第2回弁論(4月23日)で、菅原裁判長が、露骨に空港会社の利益を擁護する訴訟指揮を試みたことに対して、この日の法廷では、退廷命令をものともしない激しい闘いをやりぬいて、法廷内の主導権を完全に市東さんと反対同盟の側に奪い返したのです。
■その結果、市東耕作権裁判は現在でもなお、本論に入る前の求釈明の攻防がつづいており、「2010年4月の北延伸までに市東さんの土地を奪い、『へ』の字の湾曲を解消したい」とのもくろみを、現闘本部裁判での勝利的な展開とあいまって、ほぼ粉砕しています。毎回、100人になろうとする傍聴闘争がこの前進を切り開いてきたのです。
■こうしたねばり強い市東さんと反対同盟の闘いの前に、国土交通省や航空政策関係者の間には「日本の空港政策はアジア諸国に比べると周回遅れ(トラック競技で一周遅れること)だ」(国交省の御用学者)との嘆きまで漏れるようになってきました。
■5月19日の弁論では、4月18日に空港会社側から出された書面に対して、求釈明の形で徹底反論していきます。空港会社はその書面で「公図は参考資料にしかならない」「反対運動が激しく現地での境界立会い、測量はできなかった」等のでたらめな主張を行ってきました。測量できないのにどうやって畑を特定したというのでしょうか。徹底的に追及しなければなりません。
■さらに「90年間耕作し続けてきた市東さんの耕作実態」について、歴史を踏まえた主張を行い、厳然たる耕作権が存在することを証明していきたいと思います。全力で結集しよう。

  

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  • 市東さんの耕作権裁判