●農民殺し、住民無視の空港拡大策動を許すな!

暫定滑走路3500メートル化、運用24時間化、飛行回数の30万回への増加……
「空港問題が起きた時(1966年)と同じじゃないか」(空港北部住民)


2度目の強制移転を迫られている小泉地区の共同利用施設
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■成田空港がアジアのハブ空港の位置から陥落しつつある中で、資本の利益、大企業の利益だけを追い求める「空港拡大」の大合唱が起きつつあります。
「成田国際空港都市づくり推進会議」と言う名の9市町の集まりがその先兵ですが、これに経済団体、利権団体、マスコミが加わっています。もちろん、裏で糸を引いているのは国土交通省、空港会社です。

■政府・財界の意のままに、住民の反対を踏みにじり、やりたい放題に空港を拡張し、飛行コースを広げて騒音地獄を拡大し、ついには24時間飛行機を飛ばし放題にする……このようなとんでもない攻撃が、現在準備されています。その最先端が市東孝雄さんへの農地法による農地強奪攻撃です。
■2度目の強制移転を迫られている空港北部・成田市小泉地区の農民が弾劾しました。「住民の頭越しに30万回を持ち出し、実現を目指すやり方は、空港建設への反対闘争が起きた昔と同じではないか」(48歳男性)
■まさにそのとおりです。政府・国土交通省、空港会社のやり方は、空港反対闘争42年間の一切を白紙にもどし、寝耳に水、一方的かつ暴力的に、また再び農民殺し、住民無視の巨大空港を造ろうとする暴挙です。成田シンポ・円卓会議での「民主主義の壮大な実験」はお笑い草です。2003年の黒野匡彦前空港会社の「謝罪文」など存在しなかったかのようです。
■ここまで理不尽な攻撃出ざるをえない、ということはそれだけ政府・空港会社が追いつめられているということです。私たち反対同盟は、空港反対闘争が切り開いてきた民衆の権利拡大の地平に自信と確信をもち、三里塚闘争の矜持(きょうじ)にかけても、反対闘争をなきがものにするような空港の拡大攻撃を阻止します。地域住民と固く連帯し、1966年の初心にかえって農地死守・実力闘争で闘います。

  

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  • 緊迫の現地攻防