●9・25千葉地裁デモに集まって下さい

――天神峰現闘本部裁判の弁論前、仲戸川裁判長に実地検証を要求して地裁包囲デモを行ないます


現闘本部が二重構造であり、中に登記された木造建物が存在していることを示す写真(1988年9月、現闘本部増築の工事写真
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■天神峰現闘本部裁判(千葉地裁民事第5部 仲戸川隆人裁判長)が、裁判闘争の行方を決める局面に入っています。9月25日の第18回口頭弁論は、文字通りの天王山となります。全力で傍聴闘争に決起することを訴えます。私たちは仲戸川裁判長に実地検証を要求して、千葉市中央公園で集会・デモを行うことを決定しました。

《デモと集会》
●9月25日 午前8時30分集合
●千葉市中央公園で集会、市内デモ
●午前9時45分 千葉地裁前集合
●午前10時30分 弁論開始 405号法廷

■攻防の焦点が、空港会社が撤去を請求している現闘本部建物の、裁判所による実地検証であることがますます明らかになっています。現闘本部建物は外観上は3階建て鉄骨造り建物ですが、二重構造になっていて、中には建物登記された木造建物(旧現闘本部)が存在します。この木造建物の存在は、反対同盟が土地を正当に使用する権利(地上権)を確定する決定的証拠です。
■窮地にたつ空港会社は、「木造建物は鉄骨造り建物を建設したときに、解体・吸収された」と、シロをクロと言いくるめる暴論で乗り切ろうと必死です。それゆえ、その存在を確認する実地検証はこの裁判の勝敗を決定づける不可欠の手続きです。
■この請求を頑強に拒否し拙速審理・早期結審に走る仲戸川裁判長に対して、反対同盟・弁護団は昨年7月19日に裁判官忌避を申し立てました。その後弁論は約11ヵ月に渡って空転、再開後初の前回弁論(6月12日)では、当初、実地検証を拒否していた空港会社からも、追いつめられたあげくの検証要求が出され、仲戸川裁判長の判断が決定的に迫られることとなりました。
■しかし裁判長はこの期に及んでなお、拙速審理の姿勢を変えず、陪席交代に伴う更新意見陳述を大幅に制限し、検証拒否を暴力的に押し通す構えでした。法廷は怒号が渦巻くなか、北原事務局長、萩原事務局次長ら反対同盟と弁護団が次々に抗議の陳述・弁論を展開、不当な訴訟指揮を阻止しました。
■現闘本部建物は、成田治安法による破壊攻撃を粉砕し「へ」の字誘導路を強制する闘争拠点です。同時に、市東さんの農地に隣接することから、農地を守る上でも決定的です。現闘本部裁判闘争は、市東さんの農地裁判とともに絶対に勝利しなければならないし、勝利できる闘いです。
■仲戸川裁判長は、弁護団との事前折衝に応じず、検証拒否・拙速審理の姿勢を露骨にしています。25日の法廷で仲戸川裁判長は、実地検証の要求を却下する構えです。反対同盟・弁護団は、一歩も引かず検証をやらせることを決意しています。反対同盟、弁護団、傍聴席一体の裁判闘争で実地検証を断固闘いとろう。

  

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  • 天神峰現闘本部裁判