●仲戸川裁判長に法をつかさどる資格はない


実地検証要求を掲げて裁判の前に千葉市内をデモ行進
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■9月25日の天神峰現闘本部裁判再開第2回口頭弁論は、裁判所と国家権力が一体となった傍聴闘争妨害・不当逮捕への怒りが法廷に充満する中、開廷しました。まず葉山弁護士が仲戸川裁判長の責任を追及。「不当に公務執行妨害で逮捕。ほかにも眼鏡を壊され、萩原事務局次長は怪我をさせられている。これは予防的に機動隊を配置した裁判所に一切の責任がある。厳重に抗議する。裁判長はどう考えているのか」と問いただすと、仲戸川裁判長は「裁判所は答える立場にない」と開き直ったのです。傍聴人の怒りは一気に爆発、弁護団も「裁判長が警備を呼んだ。これが問題」「被告を逮捕させておいて公正裁判が出来るのか」と、仲戸川裁判長に迫りました。

■ところが仲戸川裁判長はこれに一切答えず、反対同盟から要求していた北原さんの意見陳述を述べるように指示。一方的に裁判を進行させようとしたのです。この姿勢に弁護団は机をたたき、怒りをあらわにして抗議し、さらに仲戸川裁判長の責任を追及しました。
■すると突然、裁判長は「証拠調べを決定します」と発言。これは反対同盟が強く要請し、原告の空港会社も追いつめられて要請するに至った現闘本部建物の実地検証を却下して、次に進むということです。大口弁護士が直ちに「裁判官忌避」と叫びました。仲戸川裁判長は狼狽しつつも、あらかじめ用意していたメモを読み上げようとしました。これこそ検証をあくまで退ける裁判所の反動的訴訟指揮を示すものです。被告席にいた北原事務局長、萩原事務局次長、鈴木謙太郎さんや弁護団は皆、裁判官席につめよりました。傍聴席の市東孝雄さんも立ち上がり弾劾、法廷内は怒号の渦と化しました。
■ここで前代未聞の出来事が発生。仲戸川裁判長をはじめ裁判官が全員奥に引っ込んでしまったのです。原告・被告はもちろん、書記官・裁判所職員も何がどうなっているのか分かりません。傍聴席からは「裁判長、逃げるな」「裁判官出てこい」のヤジ。「書記官、裁判官を連れて来い」との声に、書記官があわてて飛び出していきました。
■裁判官がいない間の法廷では、空港会社とその代理人へ反対同盟の怒りが叩きつけられました。「お前達が、とんでもない裁判を起こしたのが原因だ」「市東さんの農地取り上げを許さないぞ」。傍聴席の一角にいた3人の空港会社職員の顔は、青ざめてうつむいていました。
■そこへ戻ってきた書記官が「裁判長は『今日の法廷は閉廷しました。開廷しません』と言っています」と報告。「何なんだ」「これが裁判か」「裁判長、恥を知れ」とこれまでにない怒り声が法廷に渦巻きました。
■一言の説明もない実地検証の却下など断じて認められません。恥知らずにもなりふり構わぬ反動的訴訟指揮を進める仲戸川裁判長を絶対に許すわけにはいきません。さらに徹底的に闘い、拙速裁判を粉砕していきましょう。

  

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