今日は沖縄を含めた全国から参加され、ご苦労様です。今、空港会社は欠陥空港、未完成空港を完成させようと必死になり、非人道的な手段で攻撃をかけてきております。憲法を無視した成田治安法を制定し、反対農家の頭上40�辰縫献Д奪筏，鯣瑤个掘�耕作者を守るための農地法を使って市東さんの農地を奪う。常軌を逸したやり方です。反対同盟は、政府の軍事空港化攻撃に対して真っ向から対決して闘っています。今日の集会を新たな闘いのステップとして、敵の心胆を寒からしめるような集会・デモとしてやりぬきましょう。
43年間闘ってきて、人民大衆は勝つか負けるか、そんな時代に入ってきた。
中山国交相が「成田闘争はごね得」だと発言した。43年間もごね得やってる人がいるか。私たちが４３年間、物をくれとか、金をくれとか、施設を作れとか、そんな要求をしたことは一切ありません。だから三里塚の闘いがここにあるのです。
三里塚は日本の未来を示す。しかし他力本願ではだめなんです。今の無責任政府において偏った政治が進んでいることを糾さなければならない。今の労働者が安心して職場で働けますか。前途が見えないというような状況があるわけです。あの秋葉原の青年が起こした事故は社会が悪い。
63年前のあの悲惨な戦争への道へと歩みつつあることを見すえ、戦争を許さない闘いを三里塚はやる。農地法をもって市東孝雄の土地を奪う一連の動きに、怒りを感じない者はいない。暴力で土地取り上げに来た時は代執行阻止のような闘いをやりぬこう。 この闘いは全農民の闘いでもあるんです。今日の集会を第一歩として世の中を変えよう。
まず、中山前国交大臣の「ごね得」発言を弾劾する。しかし失言でもなんでもない。麻生政権の方針です。農政に関して言えば、松岡以来、４人も就任したが全員が任期途中で辞めている。これが現実だ。
自民党か民主党か、そんな所に問題があるのではない。両者は同じ穴のムジナ。こうした枠組みを打ち破るような人民の闘いが必要だ。支配者の危機は大変な所に来ている。とすれば、右からの強権政治・戦争以外に出口はない。これと対決する闘いを三里塚先頭に準備しよう。
今、現地では裁判所が収用委員会の代わりをしている。裁判長をこちらから裁く闘いをやりぬきたい。
50年近くたって完成しない空港。主導権はわれわれにある。動労千葉との労農連帯、あらゆる階層との連帯の中で三里塚は闘ってこられた。国境を越えて闘う。敵も闘争破壊に必死だ。来春３・29全国集会にさらに多くの結集をお願いする。（後日詳細報道）
動労千葉は、動労本部からの分離・独立して以来、来年30年を迎える。この契機となったのが１９７７年から１９８３年にかけてのジェット燃料貨車輸送阻止闘争だった。１９８５年10・20闘争には組合員の５割動員を実現し、６００人の隊列で三里塚に結集した。このジェット闘争の中で教えられ、強くなり、１９８７年の国鉄分割・民営化との闘いもやりぬくことができた。
帝国主義が最末期的危機に至っている。新自由主義が音をたてて崩れている。これは帝国主義の終わりの始まりだ。
敵がここまで危機に陥っているのに、１０４７名の解雇撤回闘争において「４者・４団体」路線をもって、敵に屈服する動きが出てきている。絶対に反対する。「闘争団がもたない」「当事者がいいと言っている」等々、口実を振り回しているが、指導部の日和見主義を合理化しているだけだ。
こうした屈服路線と真っ向から対決する闘いとして11・２日比谷での全国労働者総決起集会を呼びかける。
・関西実行委員会代表・永井満さん
私たちは反対同盟に学び、動労千葉に学んで淡路での新空港計画を追い出すことができた。泉州沖に関空は造られてしまったが、軍事空港化を許さない闘いを展開している。
三里塚では市東さんに対して、法を曲げて農地を取り上げる攻撃がきている。１９７１年の代執行阻止闘争をもう一度やる、との覚悟を固めたい。
今日来ておられる沖縄の知花盛康さんと語り合った。沖縄の闘いを本土に、三里塚闘争を沖縄にもっていき、辺野古の基地反対闘争にも勝利したい。労働者・農民・市民が連帯した闘いをいっそう展開しよう。
かつての戦争を経験した者として２度とあの悲惨を許さない、との決意を新たにする。世の中はどんどん右傾化している。三里塚を中心とした闘いがこれと対決する希望の闘争だ。萩原さんの勝利感に満ちた戦闘宣言に勇気付けられた。労働者と農民の連帯、人民の連帯で勝利しよう。
●北総の米農家からのアピール
汚染米問題は、一業者の責任ではなく、農水省の責任であり、現在の自民党政権による農業破壊と表裏一体の攻撃だ。農産物輸入自由化の流れの中で、政府はミニマム・アクセス（ＭＡ）米の輸入を受け入れた。現在毎年77万トン入ってきているが、このＭＡ米輸入として汚染米問題が起きている。まさにＦＴＡ・ＥＰＡなどの輸入自由化、国内農業破壊と一体だ。
今、肥料、資材、飼料代のすべてが高騰し、農家は存亡の危機にある。「農業規模の拡大を図れば日本の農業に未来はある」とされてきたが、大規模農家ほど立ち行かなくなっているのが現状だ。まさに農業恐慌といっていい。
この農業の危機は労働者の危機、消費者の危機と同じ根っこ。こういう中での市東さんへの農地取り上げを許さない。農民の決起も起こっている。これと三里塚を合流させることが大事だ。農業問題は資本主義のアキレス腱。全労働者と全農民が労農同盟を打ち立てた時、三里塚も勝利する。
今年の春に漁民がストに立ち上がった。農家は、資材や肥料が値上がりしているのに行動していない。反対同盟はこの先頭に立って労農連帯で闘うことを宣言します。
10年ぶりに参加しました。今日は、沖縄の農民として発言する。農業委員会が市東さんの土地を取り上げるのに我慢ならない。かつて百万人署名で読谷村の農民相手に署名をやりました。そのときにも農民が土地を失っては生きるすべがない、と訴えました。今回は、何としても市東さんの土地を奪われないように取り組んでいきたい。
沖縄では、昨年の県民大会が闘い取られた。教科書歴史改ざん、沖縄戦の体験者は集団自決が強要されたのを見ている。この人たちが「今の世の中は危ない」と危機意識を持った。労働者を先頭に、四代の人々が結集した。
基地再編に対して、私達は沖縄からの基地撤去を要求します。民衆が立ち上がるなら、必ず勝利を勝ち取れる。沖縄では、読谷・恩納と住民が体を張って闘い勝利した。私も市東さんの会の会員、会員としてがんばる。
空港会社が農業委員会に契約解除許可申請を出したのが一昨年の７月。それから２年間、民事訴訟と行政訴訟を闘ってきた。新たな裁判、10月11日をもって明け渡せという裁判がおこされようとしています。
私は法廷だけが闘いだと思っていない。三里塚43年の歴史は、力による農地強奪の歴史、法律も正義もありません。畑一つ一つとってみても嘘と騙しの土地買収です。法を破り、裁判中であろうと力づくで工事を続行する、これが国と空港会社のやり方。だから私は一歩も引きません。畑を作ることが闘争、畑は私の闘争現場です。私の畑に空港会社が手をかける時点、実力闘争をしたいと思います。
すべての人にとって、全国の人々にとって意義ある闘いです。私が闘えるのは、反対する会と三里塚支援の皆さんのおかげです。勇気付けられています。群馬でも「守る会｣が結成されました。自分の生きる権利を勝ち取るためにもこれからも闘いぬきます。
〒286-0111 （連絡先） 事務局長・北原鉱治 成田市三里塚115