●鈴木さん一坪裁判で仲戸川裁判長を弾劾


あいさつする鈴木いとさん
■10月23日、千葉地裁で鈴木幸司・いとさん夫妻名義の一坪共有地強奪阻止裁判の第8回弁論が闘われました。反対同盟から鈴木いとさん、北原鉱治事務局長を先頭に反対同盟多数と支援が傍聴席を埋めました。
■裁判長は、反対同盟が9月25日に、天神峰現闘本部裁判で裁判官忌避を行なった仲戸川隆人その人です。弁論開始前に弁護団が、9月25日における過剰警備と強権的訴訟指揮を弾劾しました。

■前回の裁判では、鈴木さんの一坪共有地を奪い取るために、「全面的価格賠償方式」なる最高裁の1判例にすぎないものを、あたかも「法令」であるかのように適用していることの間違いを徹底的に明らかにしました。最高裁の判決そのものが間違いであるだけでなく、その判例のケースとこの裁判は全く別次元の話で、一坪共有地強奪のため以外の何ものでもありません。
■これに対して、千葉県側は9月30日に書面で反論を出し、それを弁論の場でも陳述しました。そこでは一坪共有運動を徹底的に軽んじようとしています。「共有の目的は、単に土地を多人数で共有することに過ぎない」とか、(鈴木さんの共有地は)「一坪共有運動として、空港反対運動を有利に展開するという目的だけで共有化された」だけで、現実に使っているわけでもないのだから、わずかばかりの金で奪い取っても、問題ないというのです。
■さらに原告・千葉県側は、「空港反対運動のため」の一坪共有地を勝手に処分させておきながら、「共有物の分割は当事者の希望が対立する」とか「共有である以上、共有権の制限は当然」と屁理屈をつけて、全面的価格賠償方式での強奪を主張したのです。
■同盟側はこの千葉県の暴論に対しても書面で再反論する予定です。さらに、再求釈明の結果、県から一部開示された資料の矛盾点を徹底的についていく方針です。
■弁論後の報告会でも、県側の主張と他の一坪共有者からの買収の経緯のでたらめさが報告され、次回2009年1月29日、午前10時30分からの弁論への傍聴を強めることを確認しました。
■三里塚裁判闘争は現地闘争の重要な一環となっています。裁判闘争への取り組み強化を訴えます。

  

カテゴリーにもどる

           
  • 鈴木さんの一坪共有地裁判