●羽田再拡張による〃成田地盤沈下〃で焦る成田空港会社・地元利権団体

――成田暫定滑走路の3500メートル化、30万回化、24時間運用への攻撃激化許すな!

1月4日付 産経新聞
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■羽田空港の第4滑走路が2010年10月に開業する、と宣伝されています。経団連などの経済団体、東京都や神奈川県などの地元自治体は、羽田の国際線枠拡大を求めて激しい運動を進めており、国土交通省も容認する姿勢です。こうした動きを反映して、写真にあるように1月4日の産経新聞が大々的に羽田国際線化推進のキャンペーンをはりました。
■当初国交省は、羽田の再拡張による増便枠(10万回)の配分について、国際線は3万回にとどめる方針で一致していました。しかもアジア近距離便に限定です。しかし、昨年、財界、東京都などの要求によって、成田が開いていない深夜・早朝の時間帯に、さらに3万回増やすことを決めました。計6万回です。この深夜の増便によって、アジア近距離便の制限も取り払われ、羽田―ロンドン便が決定し、羽田とフランスの定期便も決定しています。

■つまり、国際線の羽田へのシフトが猛然と始まっているのです。実際に開業すれば、この流れは留めようもないものになることは確実です。それでなくてもアジアのハブ空港の位置から陥落して〃成田の地盤沈下〃と悲鳴を上げている成田空港会社、地元自治体、経済団体は、「南伸による3500メートル化を」「飛行回数の30万回化を」とあらためて叫び出しています。自民党の小委員会は24時間運用まで言い出しています。
■2009年の三里塚闘争は、こうした利権目当ての大合唱に、労農学による44年間の強固な闘争陣形の力で真っ向から対決し、粉砕して勝利する年です。追いつめられているのは国交省、空港会社、地元反動の側です。1・11新年デモ・旗開きは、09年の意気高き第1波闘争です。闘う仲間の皆さん、ぜひご参加下さい。

  

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