●仲戸川裁判長の証拠・証人調べ打ち切り―最終弁論決定を弾劾する

――天神峰現闘本部裁判「これはファッショ裁判だ」(速報)


千葉地裁デモにむけて、葭川(よしかわ)公園で決起集会
檄を飛ばす北原鉱治事務局長


「証人隠しを許さないぞ!」デモに向けてシュプレヒコール


千葉市内デモで市民にアピール


「開廷を強行したうえ、一方的な証人打ち切り」との報に弾劾集会で怒りのシュプレヒコール
---------------------------------------------------------------
■3月12日に千葉地裁で闘われた天神峰現闘本部裁判で、仲戸川隆人裁判長は、反対同盟側から出された裁判官忌避の即時抗告と反対同盟側の出廷拒否を無視して法廷を開廷した上で、何と証拠・証人調べを打ち切る訴訟指揮を行いました。
■裁判長と反対同盟側は3人の証人採用で合意しており、期日まで決まっていたのです(4月23日と6月24日)。しかし、いったん認めた証人について、仲戸川裁判長はこれを取り消し、最終弁論の期日指定(4月23日)を強行したのです。
■直後に行われた弾劾集会は怒りの坩堝(るつぼ)と化しました。これほどのファッショ裁判は、三里塚闘争の過去の歴史でも例を見ません。三里塚は完全に決戦に入りましたj。3・29集会の大爆発が何より必要です。反対同盟は千葉地裁に対する怒りの闘いに決起します。

  ※  ※  ※


当日裁判所前でまいたビラ
(ビラはこちら)
■なぜ反対同盟は本日の裁判に出廷拒否の方針で臨んだのか。それは仲戸川隆人裁判長の常軌を逸した訴訟指揮を徹底弾劾するためです。以下、当日報道機関に対して発した、声明を掲載します。

              声 明


 わが三里塚芝山連合空港反対同盟は、千葉地裁民事第5部・仲戸川隆人裁判長の常軌を逸した訴訟指揮を徹底弾劾し、本日、出廷拒否の方針で望むこととした。

 これに先立ち、昨日、反対同盟は仲戸川裁判長以下3名の裁判官に対して3回目の忌避を申し立てた。その理由は以下のとおりである。
 第1に、昨年9月25日の裁判官忌避申立却下に対する不服申立についての判断が、上級庁において未確定の段階で弁論期日を一方的に指定したこと。
 第2に、上記の証人調べの期日及び順序について、被告らの意見を無視して指定したこと。
 第3に、いわゆる「犯罪被害者保護」の要請から導入された例外的な方式(ビデオリンク)を、建物撤去・土地明け渡しの本件に不当に適用して、最重要証人の証拠調べを強行しようとしていること。これは公開法廷における公正な尋問機会を奪い、偽証を許す不当きわまる暴挙である。
 仲戸川裁判長に公正な裁判は期待できず、同裁判長のもとでの審理の続行は不可能であると判断し忌避を申し立てた。
ところが千葉地裁は、こともあろうに当該の民事第5部にその判断を委ね、仲戸川裁判長はこれを即日却下した。のみならず即時抗告にも、あくまで開廷を強行する暴挙をもって応えた。ことここに至って反対同盟は、出廷拒否によって弾劾の意志を表明することとした。

 そもそも裁判官忌避申立の発端は、地上権立証のために不可欠な実地検証を却下し、証人調べを強行するという、まったく不当な訴訟指揮にある。原告・成田空港会社をしても申し立てざるを得なかった検証を、あえて却下する訴訟指揮は許し難い独断専横である。
常軌を逸した訴訟指揮は、裁判員制度に象徴される司法制度の改悪と一体であって断じて看過できず、徹底的に闘う決意である。
 すべての報道機関が、事態を正確に捉え、正しく報道されるよう切に要請するものである。
 2009年3月12日

三里塚芝山連合空港反対同盟

  

カテゴリーにもどる