4・23天神峰現闘本部裁判闘争に大結集をお願いします

――北原事務局長、萩原事務局次長らの証言で、結審策動を粉砕しよう


 3月12日、千葉地裁包囲闘争に
立った反対同盟と労農学
■4月21日の市東さん行政訴訟、農地法裁判につづいて4月23日、午前10時30分から千葉地裁の新館601号法廷(傍聴席約70席)で天神峰現闘本部裁判の弁論闘争が闘われます。仲戸川隆人裁判長の結審策動との大決戦です。傍聴闘争への取り組みをお願いします。
■3月12日の現闘本部裁判における仲戸川裁判長の訴訟指揮は、三里塚裁判闘争史上でも前代未聞の暴力的なものでした。民事訴訟法上の手続きによる裁判官忌避を請求されていながら違法に法廷を開廷し、反対同盟が抗議の出廷拒否を行う中、欠席裁判で、いったんは裁判長自身が合意し、期日指定まで行っていた反対同盟3人の証人調べを勝手に取り消したのです。そして事実上の結審となる審理打ち切りを強行してきました。
■これは後述するように、早ければ今夏にも現闘本部の撤去(強制執行)攻撃が現実化するというとてつもない攻撃でした。反対同盟と労農学はただちに反撃を開始しました。3月18日、仲戸川裁判長を弾劾する第1回の抗議情宣を千葉地裁前で行いました。

■弁護団は3月24日、証人申請を再度行うとともに、安井千葉地裁所長への抗議の闘いにも立ち上がりました。そして3月29日、全国集会で反対同盟は「本集会は千葉地裁民事5部・仲戸川裁判長による審理打ち切りの暴挙を、満身の怒りを込めて弾劾し、現闘本部撤去に対して実力闘争を宣言する」と宣言し、参加した1580人の労農学も強い怒りと闘志で仲戸川裁判長の攻撃に反撃することを誓いました。
■こうした闘いによって、千葉地裁・仲戸川に3月31日、いったん取り消した証人調べを再度採用する決定を強制したのです。しかし、千葉地裁が政府・最高裁および国土交通省・空港会社の意を受けて、三里塚闘争を破壊しようとしているという情勢の核心は変わりません。現闘本部の撤去をめぐる裁判闘争および現地闘争の緊張は日に日に高まっています。
■仲戸川裁判長は、「証人の取り消し」は撤回したものの、いったん認めた尋問時間を3分の1に減らすという新たな攻撃を行っています。
■しかも葉山岳夫顧問弁護団事務局長の指摘によれば、仲戸川の反動判決には「仮執行宣言」がつけられる可能性があると言います。「仮執行宣言」とは、一審の判決が出た瞬間に、2審、3審で判決が確定するのを待たずに強制執行=現闘本部破壊を可能にするいわば〃緊急措置宣言〃です。3審制を否定する違法・違憲の手段ですが、「仲戸川裁判長ならやりかねない」と葉山弁護士は指摘しています。

■そういう意味でも、4・23弁論闘争は、2004年に始まった現闘本部裁判の中でも最大級の重要な闘いです。当日は、北原鉱治事務局長、萩原進事務局次長らが証人として証言台に立ち、現闘本部内に、登記された旧本部が存在すること、地代が石橋家に払われ続けてきたこと、反対同盟の地上権が厳然として存在することなどを証言して、裁判長の結審策動と闘います。
■千葉地裁を包囲する大傍聴闘争への決起をお願いします。

  

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