空港保安区域内に巨大な溝?

――危険極まりない、北延伸滑走路・進入灯工事を許すな

進入灯工事1
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■現在、暫定滑走路北側では、東関東自動車道をまたいで、約900メートルものハシゴ状の鉄橋をかけ、そこに進入灯を設置する工事が急ピッチで行われています。写真(下)にもあるように空港警備隊のワゴン車が警備ではりついています。この進入灯工事も暫定滑走路の危険の増幅につながるとんでもない行為です。
■そもそも空港保安区域の中に高速道路が走っている空港など世界中のどこにもありません。保安区域は、万が一のオーバーラン事故などに備え、平坦で何の障害物もない区域とされています。ところが北延伸滑走路は、そこに切り通しの高速道路という形で、深さ10メートルにもなる溝が掘られていることになるのです。

進入灯工事2
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■2003年1月27日のオーバーラン事故を思い出してください。あれは空港南側でしたが、北側で同様の事故が起き、東関東自動車道に転落したらどのような惨事になるのか。想像するだに背筋が寒くなります。
■また、夜になれば東関道を東西に走る自動車のヘッドライトがパイロットの集中力を奪い、この点でも事故が起きる可能性を高めます。ですから、保安区域内に高速道路が走る空港など、およそ問題外なのです。
■しかし、三里塚闘争43年の闘い追いつめられた結果、アジアのハブ空港からの陥落し、地盤沈下の道をたどっているのが成田空港です。この焦りから、乗客、乗員、地元住民の命すら危険にさらして恥じない前代未聞の北延伸滑走路を前倒し供用しようとしています。これに反撃する怒りの連続闘争として、6・25現闘本部裁判、7・5現地闘争を闘おう。 

ミドルマーカー

  

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