Home > ●仲戸川裁判長弾劾 新誘導路供用阻止  市東さんの農地を守れ!7・5三里塚現地闘争に350名が結集

●仲戸川裁判長弾劾 新誘導路供用阻止  市東さんの農地を守れ!7・5三里塚現地闘争に350名が結集

  • Posted by: doumei
  • 2009年7月 5日 19:52
   ■仲戸川裁判長弾劾、新誘導路供用阻止、市東さんの農地を守れ!をかかげた7・5三里塚現地闘争は全国から350名が結集し、暫定滑走路までわずか70メートルに迫る開拓道路に、長さ30メートルにわたって埋め尽くすように闘いの参加者が集って意気高く闘われました。
■7月4日の東京新聞夕刊で、「西側(3本目の)誘導路新設策動」が報じられたことをうけて、司会の鈴木謙太郎さんが冒頭、「西側誘導路新設の策動に対して、反対同盟はここに闘争宣言を発します」述べて、闘争宣言(別掲)を読み上げました。「場当たり的な経過のなかに、無法と不当が明白」「市東さんと反対同盟の闘いある限り、欠陥・破綻の成田空港は絶対に完成せず、成田空港は全世界にそのぶざまな姿をさらすであろう」と宣言しました。
■発言の最初に北原鉱治事務局長が「市東孝雄さん宅を空港の中に囲い込む西側誘導路の攻撃は絶対にゆるせない。こんなことをされたら怒って当たり前だ。その怨念が空港の完成を阻んでいるのだ」と語気を強めました。

■市東孝雄さんも「反対同盟は、43年間、原則を貫き闘ってきました。東の動労千葉、西の関実と同じ一つの闘いとしてやってきました。今回、残念なことが起こりました。今、分断を同盟に持ち込むことは絶対に許されません。私の会もあらゆる人たちとの絆で守られています。市民運動を否定するような行動が断じてあってはなりません。原点に戻り、今までのような闘いを望みます。 反対同盟は一つです。そして皆様とともに、本当に勝利するまで闘わなければいけない時です。法律も正義も、今の権力にはありません。空港会社は前倒し供用攻撃をかけ、追い出しをかけてきています。権力、空港会社を絶対に許しません。さらに気持ちを引き締め、共に闘いましょう」と発言。
■さらに動労千葉の繁沢敬一副委員長は「市東さんへの農地取り上げ攻撃を許しません。動労千葉は今、アメリカサンフランシスコの国際会議に委員長、副委員長を派遣して世界の労働者との連帯をかけて奮闘しています」「反対同盟と共に10月の三里塚集会、11月集会へ前進しよう」と訴えました。
■時おり、離着陸の航空機騒音で発言がかきけされるが、それをものともせず、各発言者は声を張り上げました。
■関西実行委員会の代表は「あえてジャンボ機を走らせ空港反対農民を叩きだす攻撃を許しません。市東さんの3つの裁判、本部裁判などを傍聴席を埋め尽くす結集で絶対勝利しよう」「同盟の農地に国家権力が手をかけるなら実力で粉砕しよう」とアピールしました。
■婦人民主クラブ全国協議会、福岡築港日雇労働組合の発言を受けて、葉山岳夫弁護士が登壇。「西側誘導路新設の策動は本当に許せない。と同時に追いつめられた空港会社の焦りを示すものだ。現闘本部裁判では仲戸川が審理打ち切りを強行しようとしているが、許さず闘い不当判決を阻止する」と怒りのアピール。
■この後、中核派、解放派、統一委員会、蜂起派が決意を表明。

■最後に、萩原進事務局次長がまとめの提起を行ないました。戦争の危機、朝鮮半島情勢の緊迫を述べた後、「憲法改悪の攻撃、道州制の攻撃と戦争体制作りが企まれている。しかし、戦争体制を作るということはそう簡単ではない。だから反戦の砦・三里塚に闘争破壊攻撃が襲ってきている」「今私たちがいるこの開拓道路は滑走路のどてっ腹に突き刺さる包丁のようなものだ。そこで私たちは今闘いを展開している。これほどの勝利性があるでしょうか。三里塚はまさに勝利できるところに来ている」と提起。
 さらに「反対同盟にとっては、動労千葉と関実は、別格だといってもいい位置だと捉えております。闘いの車の両輪としての動労千葉、そして闘いの東西の両輪として関実をとらえております。動労千葉との長い歴史と 同じように、関実とも反対同盟は40年にわたる歴史があります。そもそも関実というのは、三里塚二期決戦に勝利しようという関西の実行委員会であったはず。そういう中で結んだ強い絆だ。だから今回のような事態は、他人ごとではなく、深刻に同盟は受け止めました。問題は、同盟の問題だと受け止めたわけです。この問題がもっともっと進んでいくと、そういう分裂が、三里塚の中に持ち込まれてくることを心配した。声明の4番目に「これが守られなければ、共闘関係云々」というのがありますが、そのことの真意は、今まで通りの関実の中で、湾岸共闘4団体の団結を持って関西の闘い、三里塚の闘いをほんとにやろうじゃないか、ということです。反対同盟の心意気と今までの歴史的な背景、こういうことを汲んでいただきたい。あえてこの場で言わしていただいて、そして皆さんとともに三里塚勝利のために邁進したいとおもいます」「反対同盟は全国の闘う仲間が大道団結することを声を大にして訴えたい。勝利へまい進しよう」と自信に満ちた発言で閉じました。
■最後に司会の鈴木謙太郎さんが、「反対同盟は、6月19日声明を出しました。関西実行委員会を支持し、泉州住民の会が関西実行委員会に戻ることを強く希望します。今、反対同盟は、空港 会社、千葉県、千葉地裁の様々な攻撃を受けています。このような一丸となって闘っていかなければならない時です」と訴えました。
■団結ガンバローの後、長蛇のデモ隊が、東峰十字路、東峰部落、天神峰部落、団結街道、現闘本部、市東さんの畑わきと行進、「新誘導路の7月供用開始阻止、西側誘導路新設策動粉砕」を訴えて敷地内を縦断し、10・11全国集会への決起を誓いました。

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