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切替強行に怒りの決起

  • Posted by: doumei
  • 2011年2月14日 10:22


 

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 2月14日、成田空港会社(NAA)は、早朝6時前から市東孝雄さん宅の前で「切り回し道路」への切り替えを強行してきました。反対同盟と支援連はすぐさま現場にかけつけ、怒りを込めて抗議・弾劾の闘いに立ち上がりました。

 空港会社は、「とにかく道をふさげばいい」と言わんばかりに工事を始めました。とりあえず移動式のアコーディオンフェンスで道を遮断すると、その内側に入って守りに必死。鉄板フェンスが張り終わるやいなや、そそくさとその場を立ち去りました。工事関係者どころか、ガードマン、機動隊も内側での警備で、怒りの矢面に立つことを恐れるありさまです。
 「切り替え工事が始まった!」連絡を受けて、反対同盟と支援連、そして東京から駆けつけた学生など闘う仲間がぞくぞくと現場に結集しました。反対同盟の宣伝カーを先頭に、「第3誘導路粉砕!」「切り回し道路を許さないぞ!」「今すぐ工事をやめろ。フェンスを撤去して元に戻せ!」シュプレヒコールをあげました。北原鉱治事務局長もマイクを握り、「このような国家暴力は許さない!」と語気鋭く迫りました。
 道路の切り替え時は、通勤時間帯であるにもかかわらず、周辺で見境のない検問をおこない、あたりは大混乱。切り回し道路を開通させずに既存の道路の閉鎖を強行するというメチャクチャなやり方で、一般ドライバーの怒りも爆発。切り替えについて何ら説明も掲示もなく、道路のセンターラインは途切れたままで、通行する車両は一様にとまどいを隠せないありさまでした。

 雪がちらつく凍てつくような冷え込みの中、早朝からの闘いをやり抜いた一同は、市東さん宅の庭に集まり、圧倒的な優位性と勝利感をもって闘いを総括しました。
 昨年末、空港会社が市東さんに「年明け1月に切り回し道路に切り替える」と通告してことに対し、反対同盟と支援連は、「道路切り替えは許さない!」と12月19日、1月9日、2月4日と連続して現地闘争を闘いぬき、連日監視行動をやり抜いてきました。
 時には日曜返上で工事を進めていたのに、ずさんな工事の失敗もあって、1月切替は完全破産。
 2月4日のデモのさなかは、作業員もガードマンも人っ子一人いない状況で、工事は完全にストップ。デモ隊の解散を確認してからコソコソと工事を始める醜悪な姿をさらけ出しました。
 さらに2月5日に切り回し道路が完成しているにもかかわらず、1週間以上切り替えに着手することができないぶざまな姿。
 いま世界で、チュニジア、エジプトとあちこちで人民の怒りが爆発する中、三里塚の実力闘争が沖縄をはじめ、全国の反戦闘争の火花となることを国家権力は心底恐れている、追いつめられているのは空港会社だ……闘いの中で日に日に確信を深める中、今日を闘いぬいたのです。
 北原事務局長は「国家暴力を絶対に許してはだめだ。45年このような闘いをやり抜いてきたから、どのような攻撃にも驚きはしない。闘うか闘わないかだ。でっかい希望をもって闘おう」変わらぬ闘争意思を表明。
 萩原進事務局次長は、「敵がいかに三里塚闘争の爆発、闘いの広がりを恐れているか、明らかになった。1月中に切り替えると言っていたものが、2月半ばまでできなかった。われわれは互角以上の闘いをやって勝利の確信を得ている。大恐慌、大激動のただ中で、縦横無尽に闘おう」と自信に満ちて第3誘導路粉砕へのさらなる決起を呼びかけました。

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