- 2011年3月17日 17:06
3月11日に発生した巨大地震は東北・関東を中心に大規模災害をもたらしました。今も刻々失われる命、食料、水、電気・燃料、薬剤などが不足しているという被災地からの悲痛な叫び…。
私たちはその痛みを我が身に受け止め、家族を失い津波に全てを奪われた被災者の皆さんのために何ができるかを真剣に考え、被災地救援のために行動を起こしたいと思います。
●原発事故は政治がもたらした人災
こうしたなか、福島原発で炉心溶融が発生し制御不能の事態に入りました。菅内閣と東京電力が、放射性物質を含む蒸気の弁を開けて外部放出に踏み切る傍らで、水素爆発が発生して放射性物質が大気中にまき散らされました。
対策が後手にまわるばかりか、刻々変わる事故情報を操作する対応に、「このままではチェルノブイリだ」という不安と怒りが、被災地と全国に広がっています。
しかも地震は長野、秋田、そして静岡と連鎖しており、東海・東南海沖大地震がないという保障はありません。いま、原発を抱える住民や自治体で、原発の即時停止と見直しの動きが始まっています。
今回の大規模地震と大津波は、確かに予想を超えるものでしたが、原発はまさに人災。「99%起きる」と予測されたその場所に原子炉を次々に造った結果です。
●3・27全国集会を開きます
この原発政策は、「国策」を掲げた成田空港建設や、「国益」を叫んで農業壊滅に突き進むTPP(環太平洋経済連携協定)と根は同じ。一部の大企業・大資本のために利益を優先させる政治の問題です。
私たちは、日本のすべての原発の即時停止・撤廃と、被災地原発に関する速やかな情報開示を要求します。
被災者救援に全力を! 食料、住宅、医療を無条件に保障せよ! 震災を口実にした軍備増強は許さない! 3月27日、全国集会に集まろう!
3月16日に配布したビラはこちら
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