- 2011年5月27日 23:41
―鈴木加代子さんが傍聴に
「不当な勾留をやめろ! ただちに38名を釈放せよ」 皆さん、この怒りの声をあげていこうではありませんか。
5月20日、不退去罪で不当に逮捕され、いまなお勾留されている38名の闘う仲間を奪還するため、5月26日におこなわれた最初の勾留理由開示公判に鈴木加代子さんが参加しました。
法廷にはいると、獄に捕らわれた三里塚を闘う仲間の元気な姿。
ほどなく開始された公判で、裁判官が読み上げる勾留理由のデタラメなこと。鈴木さんが「ふざけるな」と怒りを叩きつけました。
鈴木さんを退廷させた上で勾留理由をのべつづける裁判官。そこで耳を疑うような言葉が飛び出しました。「他の49人と共謀して(裁判所から)退去しなかった」というのです。
井上繁樹裁判長に(仮執行の)執行停止の申し入れに行っていた弁護団を、みんなで待っていたら共謀? まさに共謀罪を先取りするような言いぐさです。
弁護人がこの「共謀」について問いただすと、裁判官は「共謀の具体的内容は知らない」「証拠開示じゃないからそれ以上は言えない」と、まともに答えようとしません。
しかも「立ち去ろうとしないから逮捕」だというのに、「逃亡のおそれがある」というのです。これについて問いただしても、「具体的な根拠は言わない」というのです。
勾留のための勾留、弾圧そのものです。
この日は傍聴券の配布場所にガードマンが配置され、公安刑事がうろつくという異様な雰囲気。
権力を見せつけてモノを言えなくする、こうした動きをうちやぶるものこそ、私たちの団結した力です。
皆さん、勾留理由開示公判に集まりましょう。
傍聴席は不当に制限されるかもしれませんが、傍聴席をはるかにあふれる結集で、私たちの怒りを示しましょう。
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