- 2013年2月20日 19:49
2月18日、私たちは千葉市中央公園に集まった300名の人々とともに「国と空港会社による違法・不当な農地取り上げは許さない!」「裁判所は手先になるな!」と声を上げました。トラクターデモとヒューマンチェーンで千葉地裁を取り囲み、私たちの怒りを示しました。
この闘いに追いつめられ、千葉地裁は本日早朝、当事者である市東さんに断りもなく敷地に入り込み、空港会社が不当に明け渡しを要求している土地と建物の「現状を保全する仮処分」の看板を立てました。
このようなものは通常は裁判開始時に文書でなされますが、裁判が大詰めに来たところであわてて手続きをするずさんさです。例えば、図面の写真を見てください。図面では鶏小屋が4つ示されていますが、現実には3つしかありません。現場に来て間違いに気づき、あわてて引いたのであろう斜線があります。
看板は畑の1カ所や2カ所ではなく、畑をはじめ、出荷場、ハウス、トイレなど、建物すべてに貼りつける仰々しさです。
しかし、許せないのは、当の市東さんが在宅していたにもかかわらず、立ち会いも求めないで建物に無断で侵入して看板を貼り付け、勝手に「留守だろう」と決めつけて立ち去った(報道関係者談)ことです。裁判所のこの人権無視は絶対に許されない!
裁判所と空港会社を圧倒した市東さんの力強い証言、千葉市内に響き渡った「農地取り上げ許すな」の声、この2月18日の闘いを大きく引き継ぎ、3・24三里塚全国集会を怒りの総結集として成功させましょう。私たちの怒りと力を、空港会社にはっきりと見える形で示しましょう。皆さん、3・24全国集会に集まってください。
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