- 2015年2月 5日 23:27
2月12日、午前10時30分から千葉地裁601号法廷で一坪共有地裁判が開かれます。
空港会社と結託する千葉県の破たんがますます明らかになっています。
千葉県が共有地強奪の理由とする「成田国際物流複合基地計画」について建設計画書などの文書提出を求めていますが、さらに今回、補充書を提出して迫ります。
千葉県は、この計画を理由にして、一坪共有地を「全面的価格賠償方式」(金を支払うことで、手放す意思のない人から共有物を奪う)で奪おうとしています。適用するには「特段の事情が必要」とされます。
ところが前回、千葉県はこれまでの主張をひるがえし、「成田国際物流複合基地計画そのもの自体が特段の事情となるものではない」と言い出したのです。
そもそもこの計画は、「債務130億円が残る」と新聞でも報道され、頓挫した事業です。理由にできないのは当然ですが、あからさまに認めてしまうと、全面的価格賠償方式の適用を求める根拠がなくなってしまいます。文書が明らかになれば、千葉県の破たんは決定的です。
千葉県のやろうとしていることを平たく言えば、一坪共有地を奪い、一帯を整地して空港会社に売り渡すことです。裁判の相手は千葉県ですが、空港建設と密接に関わるものです。成田空港建設と一坪共有地強奪の不正義性を徹底的に暴く裁判で、三里塚裁判の重要な一角をなしています。
ぜひ傍聴にお集まり下さい。
※傍聴券の抽選がありますので、10時までに千葉地裁1階ロビーにお越しください。
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