50周年集会でさらなる闘いを宣言

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 反対同盟は7月3日、東京・すみだ産業会館で「―三里塚闘争50周年! これからも闘うぞ!-農地を守り、沖縄・福島とむすぶ7・3東京集会」と題した集会を開催しました。
 映画-ミニライブ-集会と続いたこの日の企画に630名の方々が参加して下さいました。
 50年の歴史に思いをはせ、50年の闘いを謳歌し、さらなる闘いに向けたアピールを発していきました。以下、集会アピールを掲載いたします。

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―三里塚闘争50周年! これからも闘うぞ!-
農地を守り、沖縄・福島とむすぶ7・3東京集会アピール

 1966年7月4日閣議決定から50年。地元住民を無視した暴力的な空港建設に反対し、「農地死守」を不屈に貫いて生き闘って勝利してきた50年です。
成田空港は、いまだ完成していません。これは、闘う農民と労働者、学生、市民の共同の勝利です。この勝利を引き継ぎ、新たな闘いへ打って出ましょう。
 50周年は、まだまだ通過点です。追い詰められた政府と空港会社は、24時間化とB滑走路北延伸、第3滑走路建設に向けて動きだしました。
この攻防の先端にあるのが市東孝雄さんの農地取り上げ問題です。三代100年耕し育てた農地は市東さんにとって命と同じです。「この地で生きていく」その心と生き方はカネに換えることなどできません。市東さんの譲れない思いは、多くの人々の共感を得て、支援の輪が全国に広がりつつあります。農地法による強制収用を許さない《最高裁・緊急5万人署名運動》をさらに拡大し、農地取り上げ判決の取り消しを勝ち取ろう!
 そして本日の集会は、三里塚と沖縄・福島との連帯集会として開催し、国策と闘う強固な連携と陣形を築きました。先月起きた、沖縄での米軍属による女性暴行殺害という痛ましい事件を繰り返してはなりません。沖縄への差別と犠牲の押し付けを許さず、辺野古新基地建設阻止から「全ての基地撤去へ」と闘おう。
福島での放射能による健康被害は深刻です。子供たちの命を守る運動を支援し、国と東電の責任を追及しよう。すべての原発の再稼働阻止・廃炉へ闘おう。
世界の新自由主義・資本主義体制は崩壊の危機を深めています。立ち上がった韓国、フランス等の労働者のストライキ闘争を支持し、労農連帯・国際連帯の輪を広げていこう。
戦争と改憲、格差と貧困、国益・国策優先の安倍政権を、何としてもこの参議院選挙で打倒しよう。市東さんの農地死守へただちに立ち上がり、千葉地裁・最高裁闘争へ攻め上ろう。
《行動方針》
① 7・11(月)市東さん耕作権裁判・千葉地裁デモ(9時・千葉中央公園)
② 9・7(水)最高裁デモ&第3回署名提出行動
③ 10・9全国総決起集会

2016年7月3日 三里塚芝山連合空港反対同盟 

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