1月30日、第3誘導路裁判(民事第3部 阪本勝裁判長)の口頭弁論がおこなわれました。
今回の裁判では、主に公共性をめぐる問題で、農業の大切さを論じる展開をおこないました。しかし、最も時間を費やしたのは、「第3誘導路認可の行政処分を決定した当事者・責任者は誰か」という問題です。
これは、以前から主張していたことですが、今後の立証に関わる重大な事柄です。
にもかかわらず阪本裁判長は、「もっと具体的に理由を明らかにせよ」といった注文をつけるばかり。一言も発しない被告・国側に対しては何も言いません。
同盟弁護団は、第3誘導路の安全問題や環境破壊・騒音被害についてさんざん主張を展開してきた訳ですから、これに関わる当事者をハッキリさせたいという具体的な論述をしてきており、具体的理由云々と言われる筋合いではありません。
第3誘導路裁判は、第3誘導路のみならず成田空港建設そのものを問う裁判として大詰めの攻防になってきました。次回は4月24日です。ぜひ、傍聴にお集まり下さい。
(写真は裁判後の報告会)