5・14-5・24-6・28デモ&裁判傍聴へ

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5月14日(月)耕作権裁判
●午前9時 千葉市中央公園集合
    集会&千葉地裁へデモ
●午前10時30分~裁判

5月24日(木)請求異議裁判
●正午 千葉市中央公園集合
    集会&千葉地裁へデモ
●午後2時~裁判(証人尋問)
 小泉英政証人/加瀬勉証人

6月28日(木)請求異議裁判
●正午 千葉市中央公園集合
    集会&千葉地裁へデモ
●午後2時~裁判(証人尋問)
萩原富夫証人/市東孝雄さん本人尋問

(写真は3月8日の署名提出行動)
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 成田空港会社(NAA)は52年前と同じ強制執行による農地取り上げにふたたび手を染めるのか! 三里塚裁判は今、重大な局面を迎えています。 
 NAAの農地明け渡し請求を認めた最高裁決定にもとづく強制執行を阻んできた裁判(請求異議裁判)で、高瀬順久(よしひさ)裁判長は7月結審-今秋判決をねらっています。
 5月24日と6月28日の証人尋問は、強制執行が許されないことを明らかにする重要な法廷です。ぜひ傍聴・デモに集まって下さい。

 重要な法廷証言
 市東孝雄さんの農地を守るため、私たちは請求異議裁判、署名、地裁包囲デモを繰り広げ、1年以上強制執行を阻んできました。
 市東さんの農地を奪う強制執行とは何でしょうか。1971年の大木(小泉)よねさんに対する強制収用と同じ暴挙を再び繰り返すことです。この地で生きようとする農民の命を奪うに等しいことです。加瀬勉証人は、よねさんと共に強制代執行に立ち会った当事者です。
 よねさんの養子になった小泉英政証人は、強制収用をめぐる裁判を闘い、「二度とよねさんのような問題は起こさない」と国とNAAが謝罪することで和解を成立させました。
 一方では謝罪しながら、他方で強制執行しようとすることは断じて許されません。
 最高裁は判決で、NAAの農地明け渡し請求を認めましたが、これにもとづく強制執行は権利のようであっても、社会性に反するものであれば法律効果を失い(権利濫用)、農地を取りあげることはできません。証言はそれを明らかにするものです。
 弁護団は、さらに専門家証人を申請していますが、高瀬順久裁判長は、打ち切りを策動しています。
 傍聴に集まり、署名を広げ、市東さんとともに、100年耕してきた農地を守りましょう。

 毎回白熱の法廷攻防
 明日の耕作権裁判は、NAAの提訴から12年経った今なお、地裁で弁論を闘わせています。NAAの農地取り上げがあまりにもデタラメなことの証左であり、これと裏表にあった農地法裁判(現・請求異議裁判)が、いかにNAAの違法・不当を無視してきたかを示すものです。

 耕作権裁判は、「乙85号証」という墨塗文書の開示をめぐる攻防が1年以上続いています。
 「乙85号証」は、2012年に下された文書提出命令によってNAAに提出させた数少ない文書の一つです。空港公団(NAAの前身)によって作成され、1970年当時の南台の農地について、小作者である根本、石橋、市東の三軒がそれぞれどこを耕作していたかという耕作状況を調査した図面入りの資料です。

NAAはあらゆる文書を開示せよ!
 2012年に提出された時、その一部は墨塗りされていましたが、市東さんの賃借地が図示されていました。それが現在の耕作場所と一致することから、決定的な証拠の一つとなるものです。NAAにとっては、耕作地の位置特定での自分たちの誤りが暴かれる極めて都合の悪いものなのです。
 NAA代理人は、この「乙85号証」について、「昭和45年(1970年)頃の耕作状況をもとに当初の耕作地を推測したもの」としてその証拠価値を低め、偽造した「同意書」「境界確認書」の添付図面の方が正しいと主張しています。ならば、「乙85号証」に墨塗りがあることを認めるわけにいきません。すべて開示するのが当然です。
 弁護団が提出している文書提出命令に対しては、いまだ結論が出されていません。今回も引き続き墨塗り文書の開示を求めて追及します。また、「文書偽造」をめぐるNAAの筆跡鑑定に対する反論や今後の主張・立証について弁論を展開します。
 ぜひ、お集まりください。

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