4時間に及ぶ圧倒的な最終弁論-請求異議裁判

  • 投稿日:
  • by
  • Category:

判決は12月20日(木)14:00から

p180927_1.JPG

p180927_2.JPG

p180927_3.JPG

p180927_4.JPG

 9月27日、この日が最終弁論となる請求異議裁判に全国から135名の仲間が駆けつけ、意気高く裁判闘争を闘いました。
まず、正午から千葉市中央公園で決起集会。同盟事務局から萩原富夫があいさつし、動労千葉、関西実行委、市東さんの農地取り上げに反対する会からあいさいつをいただきました。続いて支援団体からの決意表明を受け、千葉地裁に向けたデモに出発。同盟旗、同盟のぼりに加え、新しくこしらえた3種類のスローガンのぼりを林立させて、千葉市街にシュプレヒコールをこだまさせました。
デモ行進の後は署名提出行動。この日までに集まった第5次分の署名は4803筆。トータルで18446筆です。4分冊の署名簿を高瀬順久裁判長に突きつけました。
 午後2時から開廷した裁判は、最初に市東孝雄さんが最終意見陳述し、有機農業にかける思いと、あくまでも農地を耕し続ける決意を熱烈に語りました。語り終わるや沸き起こった拍手はしばらく鳴りやみませんでした。
 続いて内藤光博補佐人(憲法学)と石原健二補佐人(農業経済学)が意見陳述。「強制執行は絶対に許されない」ことを論理明快に、かつ怒りを込めて論述しました。
 さらに弁護団全員がこれまでの裁判で積み上げた弁論を総まとめする形で全面展開。「これでもか」とばかりに農地取り上げが許されないことを明らかにし、空港会社を弾劾しました。230ページに及ぶ最終弁論は要約だけでも簡単には終わらず、圧倒的な最終弁論は6時前まで、4時間に及びました。
 空港会社の代理人は、ただひたすら時が過ぎるのを待つだけ。頬杖をつき、目をつぶり、天井をあおぎ、時に傍聴席と壁時計にめをやりながら、やる気のない態度をあらわにしていました。弁論のあと、高瀬裁判長が裁判の終結を宣言し、判決日を指定しました。判決は12月20日(木)午後2時からです(601号法廷)。
 裁判の中身にまともに向き合うなら勝利判決しかありません。高瀬裁判長は空港会社の執行請求を不許可としなければなりません。闘いはさらに続きます。まずは10・14三里塚全国集会の大結集へ。皆さん、ぜひお集まり下さい。

トラックバック(0)