【10月11日報道】暫定滑走路南側の芝山町加茂地区の住民が10日、堂本知事と黒野匡彦・成田空港会社社長に、移転補償の対象となる地区の見直しを求める公開質問状を郵送した。回答期限を今月末としている。北延伸で騒音区域が広がる滑走路北側の成田市では、計89戸が移転補償の対象地区となったが、滑走路南側の地域では、北延伸で発着回数が増大しても将来的に航空機の低騒音化が進むという理由から、対象地区は拡大されなかった。質問状では�，覆竺蠢�路北側地域に準じた対処地区の見直しを行わなかったのか��南側地域の住民の要求が切り捨てられていないか――などとしている。（読売千葉版）
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■北延伸が開業すれば飛行機は南北に飛びます。空港会社は飛行回数が大幅に増えると宣伝し、ジャンボ機も飛ばすと言っています。南側の芝山町側にも当然耐えがたい騒音が加わります。これまで反対運動を切り崩すために巨額の買収費をばらまいてきた空港会社が、民営化後、住民の要求を切り捨てる方向に転じたことが背景にあります。
■県と空港会社は「将来的に航空機の低騒音化が進むから騒音区域の見直し（広げること）はしない」と言っていますが、とんでもない住民無視です。「将来的に」とはいつですか？ それに「低騒音機」といってもジェット機です。騒音は自動車の比ではありません。県の主張は、芝山町民は黙って耐えろということです。騒音問題は内陸空港が解決できない矛盾なのです。
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