●「労働者と農民の団結に国境はない!」

 反対同盟と韓国民主労総が国際連帯を誓いました

反対同盟が贈った檄布を広げて記念撮影
反対同盟が贈った檄布を広げて記念撮影。白地のハングルは「団結(タンギョル)」
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■韓国民主労総が11月3日、三里塚現地を訪れて現地調査と交流会を行いました。民主労総の労働者たちは、「へ」の字に曲がった誘導路、それをNAAに強制している天神峰現闘本部と市東孝雄さんの畑を目の当たりにして、「これだけの闘争を40年も続けている農民たちがいることに驚いた」と感想を語ってくれました。
■交流会には反対同盟も家族ぐるみで参加し、民主労総の仲間たちを歓迎しました。反対同盟のビデオ『大地の乱』を鑑賞した彼らは、「軍事基地に反対して土地収用と闘っている平沢(ピョンテク)の農民たちの闘いと同じ立場だ」と語っていました。

■「40年もの永きにわたって原則を貫いてきた反対同盟農民の皆さんに心から敬意を表します」(訪問団団長のキム・チャンソプさん)。「私たちの父親よりもさらに年配の方々が先頭に立ち、孫の代までこうして闘っている姿に感動しました。百聞は一見にしかず、ということわざを実感しています」
■北原鉱治事務局長は「日韓の労働者と農民がこうして気持ちを一つにすることができた。侵略戦争の歴史から長い時間が必要だったことは痛苦の思いですが、本当の連帯は可能だと実感できました。三里塚を訪問してくれて感謝します」と語りました。「労働者と農民の団結に国境はない」ことを実感しました。

■反対同盟は11月5日の全国労働者集会に北総農民とともに参加し、農民の旗を会場中央に掲げました。会場入り口では萩原進さんを先頭に「暫定滑走路『北延伸』は国家犯罪です」「市東孝雄さんの農地を守ろう」「労働者と農民の連帯と団結で安倍改憲内閣を倒そう」というタイトルのビラを多くの参加者に手渡しました。
■本集会では、民主労総のキム・チャンソプ団長が、3日に三里塚現地を訪れて反対同盟との交流を実現したことを紹介してくれました。「労働者と農民が真の主人公となる世界を作っていきましょう!」――反対同盟は4900人の会場からの拍手に手を振って応えました。
■国境を越えた労働者と農民との連帯が確かな手応えで始まりました。民主労総の皆さんは15日から、民主的労使関係法を要求し、ピョンテクの米軍基地建設に反対し、労組を弾圧するノ・ムヒョン政権に退陣を迫るゼネストに突入するとのことです。私たちも忙しい農作業と厳しい闘いの日々が続きますが、心から連帯のエールを送りたいと思います。

(写真で見る11・3〜11・5日韓労農交流)

  

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