11・５集会で発言するＡＭＦＡの労働者。
右がＪ・プリスコさん、左がＴ・ルードウィックさん
１１月５日の全国労働者集会（動労千葉など主催）で来日した米航空機関士労組ＡＭＦＡローカル９（アムファ第９支部）は１１月２９日、市東孝雄さんの耕作権問題で以下の決議を採択してくれました。彼らの立場は「世界の労働者と農民が連帯して闘えば、すべての資本（政府）を止められる」というものです。世界史を塗り替える犯罪行為であるイラク侵略戦争に巨額のカネが注ぎ込まれる一方、働く者（労働者）や耕す者（農民）はますます貧困に追い込まれる。これが世界の現実です。世界の労働者と農民は共通の利害のもとに団結し闘おう、との熱いメッセージです。
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【声明・ＡＭＦＡ】２００６年９月２１日、千葉県知事・堂本は意見聴取も公開討論も現地調査もなしに、市東さんの耕作権を奪う権限を成田国際空港会社（ＮＡＡ）に付与した。
市東さんはこの知事決定に対し是認も同意もせず、法的手段を持って訴えている。
日本においては、市東さんを支援する労働組合や支持者のネットワークが、２００６年８月に立ち上げられた。
市東さんはまた、以前より、自らの闘いのみならず、労働運動を支持して闘ってきた三里塚・芝山連合空港反対同盟の一員である。
三里塚・芝山連合空港反対同盟は、ノースウェスト・エアーラインにおけるＡＭＦＡのストライキを支持して、２００５ 年９月と１０月に成田空港でデモンストレーションを展開した。
故にわれわれは以下を決議する。
ＡＭＦＡローカル９は、市東さんに対してかけられようとしている重大な攻撃に対して、広く情報を伝え、支持決議を求めていくことを誓うものである。
そしてＡＭＦＡローカル９は、日本の千葉県知事に対し、一切の意見聴取も広く公開討論の場を持たず、さらには一切の調査もなしに市東さんの耕作権奪う権限を成田国際空港会社（ＮＡＡ）に付与した件を撤回するよう決議をもって正式に要求する。
またＡＭＦＡローカル９は、裁判所に対して市東さんが長年に渡り耕作を続けてきた農地において誠実に暮らし続けられるよう、誠意とあらゆる精神的礼儀を尽くすよう要求する。
最後にＡＭＦＡローカル９は、市東さんと長年に渡る成田空港の農民の闘いを支持してきた人々への献金を行なうことを決議する。（１１月２９日）
〒286-0111 （連絡先） 事務局長・北原鉱治 成田市三里塚115