●1〜2月の激闘から3・25集会の成功を訴えます

2007年、「奮闘」を宣言した旗開き(1月7日)
2007年、「奮闘」を宣言した旗開き(1月7日)

■2007年の激闘がいよいよ始まりました。昨年12月28日の記者会見で、空港会社の黒野匡彦社長は「07年は東峰問題に熱を入れていく」と言明しました。同11月1日の「3000メートルをめざす」という発言と重ね合わせると、発言の意味は「東峰の空港反対派を追い出して更地にする」「そこに滑走路を造る」ということになります。何という理不尽でしょう。2003年から3度にもわたって東峰区に「謝罪」を表明し、「手紙」まで出しておきながら、東峰区が空港会社のペテンに乗らないと見るや、手のひらを返したように、「追い出して更地にする」と宣言したのです。断じて許すことはできません。
■東峰の森伐採のための仮処分の決定が近々下りると思われます。昨年内か年明け早々に出されると言われていましたが、「入会権」の存在を証明する東峰区の立証の闘いで、千葉地裁はなかなか反動決定が下ろせないでいます。しかし、楽観は禁物です。「伐採許可」の決定が出るのは時間の問題と、警戒をしておかなければなりません。決定が出るとただちに森の伐採との実力の攻防戦になります。全力での結集をお願いします。

■2月19日には、市東さんの耕作権取り上げをめぐる裁判(空港会社が耕作権解約申請をしなかった部分の畑についての明け渡し請求訴訟)の第1回弁論が始まります。市東さんの耕作権をめぐる大裁判の始まりです。この耕作権裁判で、市東さんの土地取り上げをめぐるすべての問題点が争われるということになります。午前11時(傍聴券配布のため集合は午前10時)から千葉地裁仮庁舎405号法廷で開かれます。ぜひとも傍聴に駆けつけてください。
■そして、成田クリーンパークをめぐっても12月20日に「覆土で閉鎖する」との成田市の方針が発表されました。反対同盟は抗議声明やビラまきで反撃に立ち上がり、「決定」を覆す闘いに立ち上がっています。
■2月22日には天神峰現闘本部裁判の第15回口頭弁論が千葉地裁で行われます。ここでも早期結審策動との決戦となりました。仲戸川隆人裁判長に、現闘本部の実地検証を認めさせるため、傍聴闘争の強化を訴えます。
■さらに、1月11日付け記事で報じたように、朝鮮有事の際に成田空港を米軍が優先使用するという、とんでもない計画の具体化が明らかになりました。計画遂行ための米軍による現地調査がこの春から始まろうとしています。3・25集会は成田の軍事空港化攻撃との大決戦です。
■反対同盟は2007年春、動労千葉をはじめとする労働者との労農連帯の深化をめざして闘います。動労千葉に対する館山・木更津運転区の廃止攻撃。教育基本法が改悪された中で、教育労働者にかけられる「日の丸・君が代」強制の攻撃。全労働者にかけられている労働ビッグバンの嵐。これらは日豪FTA(自由貿易協定)の締結の攻撃としてかけられている農民切り捨て攻撃と源は同じです。反対同盟は労働者と団結して立ち向かいます。
■3・25集会に2000人の結集をなんとしても実現しましょう。関西ではパネル展が計画されています。全国津々浦々での三里塚集会の実現を訴えます。3・25集会への大結集をお願いします。

  

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