●鈴木幸司さんの一坪共有地(天神峰)破壊を許すな

鈴木幸司さんの一坪共有地
竹などが切り倒された鈴木幸司さんの一坪共有地。左側が団結街道。そのむこうが空港。

勝手な伐採を許さない!
むこうに小さく見えるのが市東さんの畑。左が団結街道と空港。


■弾劾声明

共有権者に無断で強行した一坪共有地の形状変更を弾劾する

1.
 1月23日、成田空港会社(NAA)は成田市天神峰の一坪共有地(天神峰字南台36番地)の竹林をことごとく伐採する暴挙を強行した。共有権者である鈴木幸司さんに対して無断でなされたこの違法な権利侵害は、絶対に認めることはできない。
2.
 空港会社はこれまでも空港内にある複数の一坪共有地の形状を無断で変更(破壊)することを重ねており、「三里塚地区周辺に土地をもつ会」ならびに反対同盟は、共有地保全のための立入調査を行うたびにその違法な事実を指摘し、違法行為を止め原状に復すことを求め警告してきた。この無断伐採による形状破壊は、共有者の権利を事実上はく奪する違法行為である。
3.
 一坪共有地をめぐっては、千葉県企業庁が成田市駒井野の共有地(駒井野字廣田882−13 共有権者・鈴木幸司、いとさん)の明け渡しを求める裁判を起こした(昨年12月20日)。この土地はかつて「物流基地構想」なるものが計画されていた土地であるが、計画はすでに挫折し撤回されている。提訴自体が根拠のない不当なものである。しかも原告の千葉県は、組合有である一坪共有地の法的関係を無視した「全面的価格賠償方式」なる違法な手段を使い、権利はく奪後は空港会社に転売するとしている。かつての悪徳「地上げ屋」と同様の違法行為で空港会社に協力するとはまさに無法の極みである。
 さらに空港会社は東峰地区の川嶌家と共謀して一坪共有地(成田市東峰字茶畑1−7)を簒奪するなど、違法な権利侵害を繰り返しているのである。
4.
これら一連の行為は、それ自体が違法な暫定滑走路「北延伸」で空港反対運動を続ける反対同盟・農家に屈服を強要する不当な威迫行為である。反対同盟はこれらの暴挙を絶対に許さず、空港会社の違法・不当を全社会に明らかにし、「北延伸」を何としても阻止するために闘いぬく決意である。
 
 2007年1月24日

三里塚芝山連合空港反対同盟

(連絡先)事務局長・北原鉱治 成田市三里塚115

  

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