●二期工事の不当性を暴ききる

――反対同盟弁護団が力強く最終弁論

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裁判後の報告会で決意を語る鈴木幸司さん

 二期工事差し止め請求訴訟控訴審の最終弁論が1月30日15:00から東京高裁民事16部において行われました。裁判には反対同盟から北原鉱治事務局長と法対部長の鈴木幸司さんが傍聴にかけつけました。
 控訴人である原告・反対同盟の弁護団から130ページに及ぶ最終弁論が提出され、法廷においてはその要旨が口頭で述べられました。
 二期工事による甚大な被害についての原判決の誤りや、暫定滑走路の供用の差し止めを不適当とした原判決の誤り、さらには成田空港建設経緯そのものや工事実施計画処分・本件認可に違法性があること、とりわけ航空法、国際民間空港条約(シカゴ条約)等々に違反していることをないがしろにする原判決の問題性が明快に語られました。住民を無視し、農民を無視した二期工事の違法・不当性を全面的に論じきった力強い陳述が法廷に響き渡りました。
 公判終了後、控え室で裁判の報告会が行われ、北原鉱治さん、鈴木幸司さんから三里塚現地闘争と一体となって裁判闘争を闘いぬく決意が表明されました。
 なお、本日の最終弁論をもって裁判は結審しました。判決は8月頃の予定です。

  

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