●反対同盟、デモ妨害に抗議の記者会見

――3・25闘争で違法なデモ規制、表現の自由を侵害

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一瀬弁護士も参加して記者会見

■反対同盟は3月29日、市東孝雄さんの離れで、3・25闘争の際に強行された千葉県警によるデモ妨害に抗議する記者会見を行った。(抗議・申し入れ書全文別掲)
■会見には反対同盟から北原鉱治事務局長、萩原進事務局次長、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さんら反対同盟員および東京から一瀬敬一郎弁護士がかけつけて午後1時から行われた。

■ここで言うデモ妨害とは、3・25集会後のデモ行進開始直後から、機動隊が宣伝カーとデモ隊の間に割って入って進行を妨害したり、指揮官車が極端に遅く走行して、デモの滞留を招き大混乱を引き起こした弾圧をいう。
■抗議した同盟員の1人に対しては「公務執行妨害だ」と逮捕しようとまでした。
■記者会見で北原事務局長は「こんなひどいデモ妨害は41年の歴史の中でも初めてだ」と弾劾、一瀬弁護士は「最近現地では警察・機動隊による過剰警備が常態化しつつあると聞く。今回のデモの権利侵害も現場の不慣れというレベルの問題ではなく、意図的に行われたとみて間違いない」と指摘、「空港反対闘争は基本的人権の防衛闘争として闘われてきているが、今回のような自由権の侵害は三里塚にとどまらない全国民的な問題だ。権利が侵害されたときには、人民には抵抗する義務がある。3月25日の件は看過できない重大な問題で、顧問弁護団としても独自に警察への抗議など対応策を検討したい」と表明した。
■萩原事務局次長も「こんな事態がつづくなら流血の衝突になる。警察が態度を改めなければわれわれのやり方でデモを貫徹するしかない」と抗議した。
■抗議・申し知れ所は29日午後、成田警察署あてに投函された。

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機動隊によるデモ妨害

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機動隊は写真のように、デモ出発直後からデモ隊の先頭に立ちふさがった

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抗議する反対同盟ともみあいになった。この直後1人が逮捕されそうになった

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★2007年3月29日成田署申し入れ書(PDFファイル131KB)

  

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