●相模原国際婦人デー集会に鈴木いとさん参加

あたらしい三里塚闘争を

鈴木いとさん
特別アピールをする鈴木いとさん

国際婦人デーさがみはら行動集会
3月3日、神奈川県相模原市で行われた国際婦人デーさがみはら行動集会

河原井純子さん
この3月の卒業式にも「立ちません」と宣言している八王子東養護学校の河原井純子さん

■3月3日、神奈川県相模原市で行われた国際婦人デーさがみはら行動集会に、三里塚から婦人行動隊の鈴木いとさんが参加して、特別アピールを行った。「私の三里塚闘争も一生のたたかいになりました」「安倍内閣は企業の利益のために日本の農業を潰そうとしています。そのために農地法を廃止するとまで言い出しました。絶対に許してはなりません」「いま反対同盟はあたらしい三里塚闘争を広げるためにがんばっています」と訴えて大きな拍手を浴びました。(全文別掲)

■集会では、「君が代」斉唱に不起立を4度も貫いて、この3月の卒業式にも「立ちません」と宣言している八王子東養護学校の河原井純子さんのお話をはじめ、シンガーソングライターによる「大地・海そして9条」の歌、詩の朗読、婦人民主クラブ全国協議会・相模原支部長の丹治孝子さんのリレートーク、相模原の教師、共謀罪反対で国会前闘争の先頭に立った主婦、「障害者」などの盛りだくさんの発言が行われました。婦人民主クラブ全国協議会代表・西村綾子相模原市議のまとめでは「あきらめない、つながろう、今日の集会のキーワードだったと思います」「よく見てみるとがたがたなのは、安倍政権の方ではないでしょうか」と語られ、3・18イラク反戦4周年全世界一斉デモ〜3・25三里塚集会への決起が呼びかけられました。

《鈴木いとさんの発言》

国際婦人デー 相模原集会にお集まりのみなさん! 本日は発言の機会を与えていただきありがとうございます。私の三里塚闘争も一生のたたかいになりました。長男・謙太郎が12歳の時に空港がきたのです。以来40年、たくさんの人と出会い、ともに闘ってきました。

いま反対同盟は新しい三里塚闘争を広げるためにがんばっています。市東孝雄さんの農地を守る闘いです。市東さんが毎日、無農薬野菜を作っている農地は、3代90年にわたって耕作しつづけてきた土地です。長い闘いのすえに土地収用法を失効させ、守りつづけてきた農地です。この農地を、あろうことか農地法を使って取り上げるという無茶苦茶な攻撃が去年から始まりました。そして、さる1月29日、農水大臣がこの農地を取り上げることを決定してしまったのです。

 反対同盟は、全員が市東さんの農地は自分の土地を守る闘いと考えて闘っています。2月19日に市東さんの裁判が始まりました。多くの人に傍聴にきていただき、有り難うございます。県議会の吉川さんたちが始めた「市東さんの農地を守る会」の皆さんが、裁判を闘うために多くの賛同人を集めてくれています。この運動をもっと大きな運動に広げるために、是非とも皆さんの力を貸して下さい。併せて、私が持っている一坪共有地を取り上げる裁判も3月8日から始まります。

 安倍内閣は企業の利益のために日本の農業を潰そうとしています。そのために農地法を廃止するとまで言い出しました。また成田空港を米軍基地にするための日米の交渉が始まっています。政府がふたたび戦争を始めるなんて、絶対に許してはならないと思います。

 皆さん! 三里塚はたたかいます。3月18日の反戦集会には、皆さんと一緒に東京に行きたいと思います。そして3月25日には、三里塚に全国の仲間が集まります。市東さんの農地を守り抜くために、どうか多くの皆さんが現地に結集していただくことをお願いします。また三里塚の地でお会いしましょう。

  

カテゴリーにもどる

           
  • News