●10・30農地取り上げ違憲訴訟(行政訴訟)の第1回弁論に集まってください

――10月30日(火) 午前11時 千葉地裁

フェンス越しに設けられた監視台
10・7デモの先頭に立つ市東孝雄さん(真ん中)。集会で10・30裁判への結集を訴えた
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■10月30日、市東孝雄さんが堂本暁子千葉県知事を相手取って提訴した(今年7月27日)裁判の第1回弁論が10月30日、午前11時より、千葉地裁民事第3部で開かれます。市東さんの耕作権をめぐる裁判の中で最も重要な裁判です。傍聴闘争への大結集を訴えます。

■この裁判は、昨年7月3日の空港会社による市東さんの耕作権解約申請以来、成田市農業委員会の「解約相当」の進達、千葉県農業会議の「解約相当」の決定、県知事の「解約許可」の決定、そして今年1月29日の農林水産大臣による行政不服審査請求棄却=解約の決定と不当な攻撃を受け続けてきた市東さんが、県知事を相手の提訴という形で反撃に転じる裁判の第一回目です。
■そもそも市東さんの耕作権をめぐる裁判は、事実上の強制収用審理です。1回1回の弁論が収用委員会の公開審理と同じ意味を持っています。事業認定(土地収用法)が失効したため、裁判所が収用委員会代わって土地強奪の指揮を執ることなど断じて認めることはできません。
■今回始まる行政訴訟では、「農地法による農地強奪の理不尽」という農地法違反を問うだけでなく、何よりも原告の財産権を侵害し、権利を守るための適正手続きを踏み破った憲法違反を問う裁判です。
■三里塚41年の闘いに追いつめられた政府・国土交通省と空港会社は、違法な提訴の乱発で、市東さんの土地や現闘本部、一坪共有地を奪おうと、なりふりかまわぬ攻撃に訴えています。
■これを、司法反動の先兵を務める千葉地裁が、全面的に推進し、他の裁判でも反動的な訴訟指揮をくり返しています。三里塚闘争破壊の前面に出ているのです。千葉地裁を包囲し圧倒する労農学の怒りを示さなければなりません。
■憲法違反を問う全国全人民的な裁判に拡大することが勝利の道です。10月30日の前に反対同盟は千葉市情宣を計画しています。当日は市東さん本人の意見陳述、弁護団の陳述などが行われ、弁論後、記者会見、報告会など、強力かつ多彩な闘いを展開して、農地強奪の理不尽さを暴いていきます。全力で傍聴への取り組みをお願いします。


  

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  • 市東さんの農地強奪阻止行政訴訟