●「韓国の人に謝罪して胸のつかえがおりた」

――北原鉱治事務局長語る

■北原事務局長は11月2日の韓国民主労総との交流会での発言で、戦前・戦中の侵略・植民地支配を謝罪しました。その思いを語ってもらいました。

■「実は去年、初めて民主労総と交流会をやった時に、謝罪の言葉を述べようと思っていた。だけど、『歓迎』、『歓迎』という雰囲気の中で、言葉にすることができなかった。そのことが実は1年間心に引っかかっていた。それで、今回また再びやってきて、交流会をやる、というんで、今度こそはと意を決してあの発言をしたんだ」
■「実際、戦前・戦中、日本は韓国や朝鮮の人たちを強制連行して、奴隷のように酷使した。これは誰がなんと言おうと消せない事実だ。確かに天皇の赤子ということで、国家からの命令だった、ということはあったかも知れないが、実際にやったのは日本の国民一人ひとりだった。私自身、人間としての道にもとるのではないか、と感じたことも多かった。だけどそれに疑問の言葉を吐けば『あいつはアカだ』というレッテルを貼られて、場合によっては投獄されるという時代でもあった。だから2度とあの時代に逆戻りさせてはならない、ということが私の闘いの原点だ」



愛犬の「コウ」ちゃんを散歩させる
北原事務局長(11月17日)
■「交流会の最後に年配の女性がやってきて『北原さんの言葉に感動しました』という旨のことを言ってくれた。『一人でも分かってくれた人がいてくれたならうれしいことだ』という思いで胸のつかえが取れた気がした」
■「市東孝雄さんへの農地取り上げ攻撃や成田空港の軍事使用の問題を含めて、時代は戦前にかぎりなく近づいている。三里塚が勝利することで何が何でもこの流れを食い止めたい」

  

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