●政府・千葉県・千葉市・56市町村による戦争動員訓練(国民保護訓練)を弾劾する


11月21日の戦争動員訓練を報じるマスコミ各紙
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■11月21日、千葉市内7カ所で、「国民保護訓練」と称する県内初の戦争動員訓練が強行されました。主催は政府・千葉県・千葉市です。これに104機関、56市町村が参加、総数1300人もが参加した大規模な訓練でした。

■そもそも「国民保護訓練」自体が戦前の防空演習に匹敵する市民の戦争動員訓練です。「テロリストが侵入」「爆弾テロの恐れ」など荒唐無稽な想定で市民を脅し、訓練に動員し、戦前の隣組のような官製組織をつくろうとしているのです。
■「訓練」は「JR京浜幕張駅、幕張メッセ、千葉港で同時爆弾テロが発生」との想定で、県知事が首相官邸とテレビ会議。警察や自衛隊が爆発物を回収したり、消防が負傷者を救出したり、という大規模かつおどろおどろしい内容で行われました。
■とりわけ問題なのは、「56市町村」とは千葉県下全市町村のことであり、当然にもこの中に成田市が入っていることです。何よりも成田空港は、千葉県の「国民保護計画」でも重要施設に位置づけられています。その成田空港を統括する自治体の比重は、他とは比べ物になりません。
■そして成田市と成田空港そのものを対象にした「国民保護訓練」すら行われようとしているのです。また、成田空港の防衛を趣旨にした自衛隊習志野基地へのPAC3ミサイルの配備も年内に強行される情勢です。
■「国民保護訓練」弾劾、PAC3配備阻止の声と運動を、成田市職員や空港労働者および県内のすべての労農学と連帯して作っていきたいと思います。

  

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