●知事の決定は違法・無効―弁護団が全面展開

―市東さんの農地強奪阻止行政訴訟の第6回口頭弁論

■1月20日千葉地裁民事3部(堀内明裁判長)において、市東さんの農地強奪阻止行政訴訟の第6回口頭弁論がおこなわれました。09年最初の三里塚裁判に80名が結集し、傍聴闘争を闘いました。
■今回、弁護団は2つの陳述で詳細な憲法違反論を展開。「違憲というのは原告の独自の見解」と開き直る千葉県を圧倒しました。

■裁判後の記者会見で冒頭、市東さんは「2月3日、3つめの裁判として新しい裁判が起こされます。大傍聴を呼びかけて、裁判所の周りをいっぱいにするような、そういう闘いにしたいと思いますのでよろしくお願いいたします」とあいさつしました。

■続いて、葉山岳夫弁護士ら弁護団から、裁判の報告と説明がなされました。「土地収用法が失効しているにかかわらず、民事的な手段によって強制執行、これは第二の公用収用です。憲法29、31条に反している。農地法そのものを空洞化して農地法の本質構造・根本的な規定を犯している。農地を守っていくためにもこの裁判は重要」と強調しました。
■報告会では、まず北原鉱治事務局長が09年の闘いについて力強く提起(別掲)。続いて市東さんの農地取り上げに反対する会・井村弘子共同代表が「空港や国は、法律の違反行為をしてまでも、自分たちの主張を通そうとしている。ですから私たちは裁判闘争を成功させることです」とあいさつ。動労千葉執行委員・関道利さんは「両輪として勝利まで共に闘います。ライフサイクル攻撃を粉砕する」と決意表明。また、群馬・市東さんの農地を守る会から青柳晃玄さんが「拙速裁判もできないところまで追い込んだ力を、実力闘争、現地闘争の爆発として闘いの勝利を確定していこう」とアピール。関西実行委員会・松原康彦さんは「3・29に向けて3月15日に米軍再編と闘う三里塚・沖縄・岩国・関西を結ぶ集会を反対同盟と共催、動労千葉の協賛を得て開く」と報告しました。
■まとめを萩原進事務局次長が提起(別掲)。2・3千葉地裁デモ、市東さんの土地取り上げ阻止・農地死守裁判(第1回)闘争の決意を全体でうち固めました。次回裁判は4月21日。さらなる結集を呼びかけます。

  

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