- 2010年2月25日 20:39
強制撤去を人民の力で実力粉砕!
2月25日反対同盟は、全国から駆けつけた385名の仲間とともに、天神峰現闘本部裁判不当判決粉砕の闘いに立ち上がりました。
午前9時から千葉市中央公園で決起集会を開き、裁判所に向けてデモ行進。そのまま裁判所に向かい、傍聴闘争に決起。整理券を求める列は裁判所の門を出て、さらに長蛇の列となりました。
駆けつけた人々の「反動判決は許さない」という怒りが裁判所の内外にあふれる中、10時15分、弁護団が民事第5部の仲戸川裁判長に対して、5度目となる裁判官忌避を叩きつけました。2月18日、仲戸川裁判長が弁論再開の申立を却下するという不当極まりない指揮をしたことに対するものです。
忌避の申立は民事3部に係属されました。ところが裁判官同士の談合によって、またしても仲戸川裁判長がこれを奪い取り、自らに突きつけられた裁判官忌避を、自分で却下するという暴挙を繰り返したのです。
裁判所全体がさらなる怒りに包まれる中、601号法廷で裁判が始まりました。傍聴に入れなかった大勢の人々が法廷のある6階の通路や、1階のロビーで待機し、判決の行方を固唾をのんで見守りました。しかし、5分待ち、10分待ってもなかなか一報が届きません。
それもそのはず。その頃法廷内では、弁護団が傍聴者と一体となって、ふたたび弁論再開を仲戸川裁判長に迫っていたのです。弁護団のひとりひとりが語気鋭く、申立をおこないました。北原鉱治事務局長が机を叩き、激しい怒りをたぎらせて、仲戸川裁判長に迫ります。
たまらず仲戸川裁判長は顔をひきつらせ、「合議します」と言って奥に引っ込みました。しかし出てくるや、再開の申立を却下し、判決の言い渡しを始めたのです。法廷内は怒号の嵐となって何も聞こえません。主文の数行を朗読するや否や、仲戸川裁判長は脱兎のごとく法廷の奥に逃げ去りました。
仲戸川裁判長が下した判決は絶対に許せない反動判決です。なによりも反対同盟の地上権を100%片寄った判断の下に認めなかったことです。しかしながら、空港会社が喉から手が出るほど欲しかった、強制撤去を認める「仮執行宣言」をつけることができなかったのです。反対同盟の闘いの正義、それに結集した仲間の皆さんや全国人々の怒りで強制撤去を実力粉砕したのです。
裁判終了後、千葉市中央公園で開かれた報告集会は、怒りと同時に勝利感が満ちあふれる集会となりました。「仲戸川裁判長を絶対に許さない」「高裁闘争を徹底的に闘う」「現闘本部を実力で奪還する」と決意あふれる言葉が続きます。
そして萩原進事務局次長が「団結街道の廃道化を何としても阻止する」「明日、成田市議会闘争に決起する」「3・28の大爆発が決定的だ」と方針を提起し檄を飛ばして、意気高く闘いを締めくくりました。
(※写真は裁判後の報告集会)
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