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44年のすべてをかけて闘う勝負の時

  • Posted by: doumei
  • 2010年4月 5日 22:23

p100328_22.jpg―特別報告(3・28全国集会)

動労千葉 田中康宏委員長

 私は北原さん、萩原さんの決意を身の引き締まる思いで聴いていました。反対同盟と動労千葉の労農連帯をもっと強化して、この重大な決戦局面を闘いぬきたいと思います。冒頭ですが、過日の中野前委員長の葬儀には、反対同盟はじめ、全国から多くの人の参加をいただき、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
 動労千葉と反対同盟との労農連帯は、関川委員長・中野委員長、そしてわたしの3代に渡る長い長い連帯した闘いになりました。これからもこの団結と連帯を守り、中野顧問の遺志を引き継いで、戦い抜くことをこの場で誓いたいと思います。

 中野顧問は、反対闘争が始まった当初から、千葉県反戦青年委員会委員長として赴いて、労働者と農民の連帯をやりたいということを戸村委員長や北原事務局長と議論し、この戦いの当初から関わってきました。そして開港の時点でのジェット燃料貨車輸送阻止から、反対闘争は支援する闘争ではなくて、動労千葉自身の闘いとなりました。国鉄分割民営化の時には、10月20日の国家権力との激しい衝突があり、動労千葉はストライキに決起しました。今また、第2次国鉄分割民営化の外注化阻止決戦に入っていますが、三里塚でも決戦局面です。戦後の労働運動と農民運動のなかで、三里塚と国鉄、動労千葉と反対同盟の闘いは二つにして一つのものでありました。この闘いのなかで動労千葉は、原則を守り、こういうすばらしい路線を学び自らのものとしてきた、こうしたことがあらためて思い浮かばれます。
 いよいよ時代は資本主義が足元から崩壊していく、こう時代に来ました。いよいよこれからが勝負の闘いの時です。44年のすべての蓄積をかけて闘うときが来たと思っています。そうした決意をあらためてここに明らかにしたいと思います。

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三里塚、沖縄と結合して社会を変える

 いま動労千葉は、鉄道業務を丸投げしてしまうという攻撃との決戦渦中にあります。昨年10月のストライキを含めれば、この春までにすでに5派のストライキを打ち抜いて、4月1日の業務全面外注化を阻止しました。動労千葉の闘いは、小さな戦いです。しかしそれが東日本全体の外注化をとめました。
 こうした戦いのなかで、もう一つ重大な戦いの局面が来ました。来週にも1047名解雇撤回問題の和解調印なるものがなされようとしています。
 国鉄分割のなかで私たちが闘えたこと、いや不十分にしか闘えなかったことがどれだけの労働者に影響を与えたのか。僕らは国鉄1047名解雇撤回阻止闘争をこうしたすべてを担って、ここは絶対に引けないんだと思って闘ってきたはずです。これで謝罪もなし、解雇撤回もなし、こういう形で決着をしてなりません。
 現実に国鉄分割民営化問題は何一つ決着がついていません。それが全面的な外注化として襲い掛かってこようとしている。貨物の労働者が6カ月定期昇給を延期され、全面的な賃下げかかっています。全国の非正規に落とされた労働者の怒りの声を結合しなければならない。そのために私たちは1047名解雇撤回の闘いを続けなければならない。
 職場からの外注化決戦は社会のあり方そのものを撃つような闘いです。そしてこれから間違いなく燃え上がるような沖縄の闘いと結合し、三里塚の闘いと結合し、腐った社会の変革をしたい。私はそう考えます。反対同盟の固い固い血の出るような決意と私たち動労千葉の決意を結合させたいと思います。

 

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