- 2010年6月25日 10:48
東京集会では伊藤信晴さんが決意表明
6月23日、沖縄戦が終結したとされる65年前のこの日、反対同盟は沖縄現地にアピールを送り、東京で行われた集会には、伊藤信晴さんが参加して闘いの決意を表明しました。
摩文仁の式典で菅首相の「沖縄のみなさんにお詫びし、感謝する」の発言には、あらためて怒りがこみ上げます。軍用地強制収用の沖縄と農地収用の三里塚はひとつ。政府の暴政に身体を張って闘うことを固く決意します。
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三里塚から沖縄のみなさんへ
連帯のアピール
日米共同声明における辺野古舞い戻りに、政府による沖縄切り捨ての一切が明らかです。政府は一度ならず二度までも、沖縄をアメリカに売り渡しました。この大罪に私たちもまた、身の震えるような怒りを抑えることができません。
本土の私たちは何をなすべきか? このことが鋭く問われています。
私たち三里塚の農民は、「辺野古新基地建設絶対阻止」「米軍基地撤去」を闘うみなさんに連帯して、この国の暴政に対して身体を張って闘うことを固く決意します。その決意をもって、4・25県民大会に参加し、5・16普天間基地包囲闘争の日に三里塚で連帯集会を闘いとりました。
三里塚は44年間闘い続け、成田空港の完成を今も阻止しています。
「空港ができたのだから、反対はやめろ」「空港の完成は地元に経済効果をもたらす」「協力しないのは非国民だ」、──こんな非難がなされてきました。
しかし私たちは絶対に協力できない。国が力で農地を取り上げ、人びとを傷つけ殺し、投獄した歴史は絶対に消えないからです。いま成田空港は朝鮮有事の米作戦計画に組み込まれています。戦争を断ち切るためには、日米安保を廃棄しすべての基地を撤去するしかありません。軍用地強制収用と闘う沖縄と、農地収用を拒否する三里塚はひとつです。
三里塚は、今ふたたび農地強奪との闘いに入りました。農地取り上げにつながる市道の廃止と誘導路建設に対して、身体を張って闘った農家と支援者が不当に逮捕されました。弾圧はデモにも及び、さらに農民が逮捕されました。しかし私たちは一歩も引きません。この気持ちは沖縄につながると思います。
沖縄のみなさん!
辺野古新基地絶対阻止! 普天間基地即時返還! 安保粉砕・基地撤去!
三里塚は身体を張って農地を守り、沖縄の闘いに連帯します。
全国の人びとが、みなさんとともに立ち上がるとき歴史が動く。そう確信します。ともに闘いましょう!
2010年6月23日
三里塚芝山連合空港反対同盟
連絡先:事務局長・北原鉱治 成田市三里塚115
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